2日、阪神電気鉄道は普通電車として1977年から阪神本線で運行し、「青胴車」の愛称で親しまれてきました(車両5001形)が近く引退すると明らかにしています。
国内最高水準の加減速性能を持ち、「ジェット・カー」とも呼ばれています。2月17日に「さよならイベント」として、同社の尼崎車庫(尼崎市北城内)で撮影会(定員あり)が有料で開かれます。
クリーム色と青の車体色が特徴で、1977~1981年に8編成32両を製造。駅間距離が短い路線で後続の急行系車両に追い付かれないよう、1秒ごとに時速4・5キロずつ加速し、同5キロずつ減速する。後継車両は乗り心地を重視して性能を抑えたため、現在も同社で性能を超える車両はないといいます。
1958年に導入されましたクリームと赤の配色の
「赤胴車」が2020年に引退してからは、「青胴車」が同社の営業用車両で最も古い車両になっていました。今年1月に2編成が廃車となり、2編成のみが残っています。