8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。製造した航空機にトラブルのあったボーイングが急落し、ダウ平均を下押ししています。
ボーイングの株価は(9%超)下落する場面が出ています。米アラスカ航空の運航する機体の一部が米西海岸の空港を離陸後に吹き飛ぶ事故があり、米連邦航空局(FAA)が6日、事故のあったボーイングの主力小型機「737MAX9」の一時運航停止と緊急一斉点検を命じ、嫌気した売りが出ました。ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、同機の部品製造を担ったスピリット・エアロシステムズの株価も急落しています。
5日発表の
2023年12月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想以上に増えたことを受け、市場では米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測はやや後退しています。
長期金利は前週末終値(4.05%)から一時(3.96%)との低下を受け、高PER(株価収益率)のハイテク株が買われ相場上昇を支えています。
終値は、前週末比216ドル90セント(0.58%)高の3万7683ドル01セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比319.70ポイント(2.20%)高の1万4843.77でした。
S&P500種は、前週末比66.30ポイント (1.41%)高の4763.54でした。