15日、厚生労働省は全国約5千の定点医療機関が、(12月4日~10日)に報告したインフルエンザの患者数は「16万6690人」で、1機関当たり「33.72人」だったと発表しています。過去10年で最も早く警報レベルとされる「30人」を超え、前週比1.26倍で全都道府県で前週を上回りました。
インフルエンザの警報レベルを超えたのは全国33道県。都道府県別で1機関当たりの患者数が多かったのは、北海道「60.97人」、宮城県「57.49人」、大分県「53.71人」で、少なかったのは沖縄県「9.67人」、秋田県「20.12人」、東京都「20.30人」でした。
インフルエンザは例年冬に流行して春ごろに収束しますが、今年は全国平均が流行の目安の1人を下回らないまま8月下旬から増加が始まりました。10月には注意報レベルとされる「10人」を超え、異例のシーズンとなっています。