24日、直木賞作家の<伊集院静>( 1950年 〈 昭和 25年〉 2月9日~2023年 ( 令和 5年) 11月24日)さんが亡くなられています。73歳でした。葬儀は近親者で行われます。10月に肝内胆管がんを公表し、治療のため執筆活動を休止していました。
山口県防府市出身。立教大文学部を卒業後、広告代理店を経てCMディレクターとして活動しました。1981年、小説『皐月』で作家デビュー。地元・山口県などを舞台にした自伝的長編小説「海峡」3部作や、瀬戸内海の島の小学校を舞台に教師と子どもたちの交流を描いた「機関車先生」など、人生の機微を端正な筆致で描く小説を数多く発表し、1991年に『乳房』で吉川英治文学新人賞、1992年に『受け月』で直木賞、1894年に『機関車先生』で柴田錬三郎賞を受賞しています。『乳房』(1993年・監督:根岸吉太郎)や『機関車先生』(2004年・監督:廣木隆一)・『駅までの道をおしえて』(2019年・監督:橋本直樹)などは映画化もされています。
自由な生きざまや文学観から「無頼派作家」とも呼ばれました。豊かな人生経験を基にした「大人の流儀」シリーズは2011年以降、コンスタントに刊行され、累計200万部を超えるベストセラーとなっています。
作詞家<伊達歩>としても活躍し、歌手の<近藤真彦>さんが歌った『ギンギラギンにさりげなく』などがヒット。近藤さんの『愚か者』は1987年に日本レコード大賞を受賞しています。2016年に紫綬褒章受章。
私生活では、一般人の妻との結婚を経て、女優の<夏目雅子>さんと1984年に結婚。結婚生活1年あまりで<夏目雅子>さんは急性骨髄性白血病で死去しました。その後、1992年に女優の<篠ひろ子>と3度目の結婚をしています。
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投稿日 2023-11-25 07:14
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2023-11-25 07:20
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