『マリの話』@<高野徹>監督
11月
14日
『マリの話』は3人の男女が織り成す喪失と愛の物語です。
予告編は、「杉田」が偶然出会った若い女性「マリ」に心を奪われ、映画に出演してほしいと声を掛けるところから始まります。情熱的で憎めない「杉田」のキャラクターに、戸惑いながらも恋心を抱いていく「マリ」でした。2人は映画制作を始めますが、突然「杉田」が失踪してしまいます。喪失感に苦しむ「マリ」は「フミコ」と出会い、自らを見つめ直すため〈ある決心〉をします。
<成田結美>がヒロインの「マリ」、<ピエール瀧>がスランプ中の映画監督「杉田」、<松田弘子>が愛猫を探す「フミコ」を演じています。監督は短編映画『二十代の夏』の<高野徹>が務めています。彼は<濱口竜介>監督作『ハッピーアワー』(2015年)・第71回ベルリン国際映画祭の銀熊賞受賞の『偶然と想像』(2021年)の助監督を務めた経歴を持ち、今作が初の長編監督作となっています。