「テントウムシ」かなと飛行の様子を見ていましたら、胡瓜の葉にとまりました甲虫目ハムシ科ウリハムシ属の【ウリハムシ】との久しぶりの対面でした。
【ウリハムシ】の成虫は体長5~8ミリ程の黄褐色で、飛行の様子は「テントウムシ」に似ており、パッと見はとてもかわいらしいサイズで、悪いことをしそうにない姿をしていますが、春から夏にかけて、キュウリやメロンなどウリ科植物に出現します。実は幼虫は根を食い荒らし、成虫は葉を食い荒らすので害虫となっています。
幼虫は約3~5週間かけて3齢を経たのち、土中で繭を作って蛹になり、1~2週間後に羽化します。新成虫が発生するのは7~8月で、葉や果実への成虫による被害は、越冬を終えた成虫が活動を始める5月頃と8月頃が最盛期です。
なお、本州のほとんどの地域では、【ウリハムシ】の発生は年に1回で、9月下旬には成虫が越冬場所に移動します。ただし、温暖な地域では9~10月に2世代目の成虫が発生することもあるようです。
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