ファルコン昆虫記(992)【オナシカワゲラ】(4)
6月
5日
体は上下に少し扁平になっており、頭から尾の先まであまり幅の変わらない棒状です。やわらかくて弱い。ほとんどの種で前翅より後翅の方が広く、不飛翔時は体の幅と同じくらいに扁平に重ねて翅をたたみます。
幼虫は水生で、その形は成虫とほぼ同じですが、翅を持たず、体表(胸部、腹部)に鰓を持っています。成虫はすべての種で陸生です。成虫は咀嚼口式ですが、摂食活動は行わず、交尾産卵すると死んでしまいます。また、幼虫期の長さには種によってばらつきがあります。