高病原性鳥インフルエンザ〈H5N1型〉が、アシカやミンクなど哺乳類に感染する事例が相次ぎ見つかっています。通常は鳥から鳥にうつるウイルスが、哺乳類への適応を高める懸念が出てきています。
人への感染も報告され、カンボジアでは感染した11歳女児が22日に死亡し、父親も感染しています。同国で人への感染は2014年以来。世界では2003年から今年1月下旬に約870人が感染し、(53%)が死亡しています
ウイルスは渡り鳥が運び、北米でも拡大。南米ペルーでは昨年秋、ペリカンなど野鳥で初めて流行。今年1月から保護区域で少なくともアシカ「716頭」が死に、一部でウイルスが検出されています。
WHOは、〈H5N1型〉のウイルスには世界中の鳥類が広く感染しており、ヒトを含む哺乳類の感染例も増加していることから世界的に懸念される状況だとして各国に監視強化を呼びかけています。
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