30日、フランスの<アブドルマラク文化相>は「国宝」に指定された印象派の画家<ギュスターヴ・カイユボット>(1848年8月19日~1894年2月21日)の絵画『ボートパーティー』について、同国の高級ブランドグループ、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)の支援で新たにパリのオルセー美術館の所蔵品になったと発表しています。 シルクハットをかぶったブルジョアの男性がボートをこぐ姿をアップで描いた1878年頃の作品で『シルクハットのボートこぎ』の名でも知られています。 映画のような構図の斬新さが指摘され、ルモンド紙によりますと、LVMHが<カイユボット>の子孫から4300万ユーロ(約61億円)で買い取り、同美術館へ寄贈しています。