<大谷翔平>(417)MVPの行方
11月
17日
<大谷翔平>は今季も投打の二刀流でフル活躍でした。投手で15勝、防御率2.33、219奪三振と好成績を残し、打者でも打率・273、34本塁打、95打点、11盗塁を記録しました。史上初の投手として「投球規定回数」と打者として「規定打席」の〈ダブル規定〉を達成しています。また、二けた勝利と二けた本塁打も達成しています。
しかし、今オフの各賞はリーグ新62本塁打を放ったヤンキースの<アーロン・ジャッジ>外野手が独占しています。選手間投票で選ぶ年間最優秀選手、ア・リーグ最優秀野手、ハンク・アーロン賞はいずれも<アーロン・ジャッジ>が受賞。米スポーティング・ニューズとベースボール・ダイジェスト誌のMVP、さらにジャッジはシルバースラッガー賞も受賞するなど、ここまで6冠独占です。<大谷翔平>は無冠と対照的になっています。
MVP投票は各チームの所在する都市から2人ずつ、両リーグ各30人の記者たちによって決まりますが、テレビは「ヤンキース」の本拠地ニューヨークを拠点としています。つまり、ニューヨークの意向が全米各地に影響力を持っていることを考慮しますと、<大谷翔平>に不利な感じです。