6日、女流棋士として初めて棋士編入試験に臨む<里見香奈女流四冠>(30・女流王座/女流王位/女流王将/倉敷藤花)が関西将棋会館(大阪市福島区)で会見し、8月から始まります編入試験に対して「自分の実力では厳しい戦いになるが、全力で臨みたい」と意気込みを語っています。
将棋のプロは「棋士」と「女流棋士」で制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会三段リーグを通過するか、編入試験に合格する必要があります。<里見女流四冠>は5月、棋士との直近の公式戦成績を10勝4敗として女性で初めて同試験の受験資格を満たし、翌月、受験する意向を示していました。
編入試験は四段の若手棋士5人と8月から1局ずつ指し、3勝すれば棋士になれます。
<里見女流四冠>は1992年、島根県出雲市生まれ。2011~18年には奨励会に在籍し、三段まで昇段しましたが、年齢制限のため退会しています。女流タイトルは歴代最多の48を誇り、同じく終盤を得意とし、〈終盤の魔術師〉・〈イナズマ流〉と恐れられた師匠の<森けい二九段>にあやかって鋭い終盤力から「出雲のイナズマ」のキャッチフレーズで呼ばれています。
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