日経平均株価(3月15日)@終値2万5346円48銭
3月
15日
原油先物相場や円相場の下落が支えとなり、一方で米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、前日に米長期金利が上昇したのを警戒して日経平均が下げる場面もあり、ロシアとウクライナの停戦協議が進まずに依然として先行き不透明感が強く、一日を通して方向感に欠ける展開でした。
日本時間15日の米市場では原油先物相場が下落して1バレル100ドルを再び割り込んだ水準での推移が続きました。最近は原油高が企業収益や家計を圧迫するとの見方から株式相場を下押しするケースが多かったため、原油先物相場の落ち着きは過度の懸念を和らげています。
外国為替市場で約5年ぶりに1ドル=118円台まで円安・ドル高が進んだことも支援材料となっています。輸出採算の改善につながるとみて自動車株をはじめとした輸出関連株が好調でした。
しかし日経平均株価は下げる場面も多くあり、米連邦準備理事会(FRB)が15~16日に開く(FOMC)にあわせて公表する金利見通し(ドットチャート)は、金融引き締めの加速を示唆する内容になるとの予想が高く。金利上昇で割高感が意識されるグロース(成長)株の一角には売りも出て、相場の重荷になっています。