ダウ平均株価(2月14日)@終値3万4566ドル17セント
2月
15日
米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐとの懸念が相場の重荷となっています。ウクライナ情勢を見極めたいとの見方も買い手控えにつながっています。
セントルイス連銀の<ブラード>総裁が14日、「想定よりも金融引き締めを前倒しで進める必要がある」と述べています。インフレへの強い懸念を示し、前週に株売りを招いたタカ派発言を繰り返しました。金融引き締めが速いペースで進むとの見方から米長期金利は前週末比(0.05%)高い(1.99%)近辺に上昇しています。
ロシアによるウクライナ侵攻が、くすぶり続けています。ただ、14日にはロシアの<ラブロフ>外相が、<プーチン>大統領に欧米との協議継続を提案したと伝わり、市場には情勢を見極めたいとのムードも漂いました。ダウ平均株価は前週後半の2営業日で1000ドルあまり下げており、相場変動が大きい中で下値を売り込みにくいとの見方も出ています。