8日、大阪市は新型コロナウイルスの感染急増に伴い、政府の情報共有システム「HER―SYS(ハーシス)」への保健所による入力作業の遅れが続き、新たに感染者計「9200人分」の計上漏れが判明したと発表しています。
大阪府がすでに1月26日から2月2日にかけての「1万2700人分」の計上漏れを、2月3日から2月6日にかけて分散計上(7625人+2921人+1384人+770人=1万2700人)したばかりで、またもや今回の発表に処理体制が杜撰だといわれても仕方ないでしょう。
発表では「9200人分」は7日に処理を終え、8日公表の大阪府内の新規感染者数に反映させるそうですが、正確な感染流行の流れとしての検証に影響を残さなければいいのですが。
<松井一郎市長>は「まだ感染者のピークは迎えていない」として、今後も計上漏れが生じるとの見方を記者団に示しています。保健所の処理能力超過により「どうしてもオーバーフローする部分が残ってしまう」と認め、さらなる人員増強を指示したと明らかにしています。
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