大江戸温泉物語ホテルズ＆リゾーツの全株式売却＠米投資ファンド「ベインキャピタル」

米投資ファンドの「ベインキャピタル」は１５日までに、投資先の「大江戸温泉物語ホテルズ＆リゾーツ」（東京）の全株式を米投資ファンド、「ローン・スター」に売却すると発表しています。経営権の譲渡は２月末の予定のようで、売却額は非公表です。

「大江戸温泉」は全国で温泉施設やホテルなど約４０拠点を運営。２０１５年に「ベインキャピタル」が約５００億円で買収しています。

「ベインキャピタル」傘下で訪日外国人客の増加を追い風に事業を拡大しましたが、新型コロナウイルス感染拡大が直撃。２０２１年２月期純損益は１０７億円の赤字となっています。「ローン・スター」傘下で事業の立て直しを図るとみられています。

「ローン・スター」は米投資ファンド大手で、国内では「東京スター銀行（旧東京相和銀行）」やゴルフ場運営会社などへの投資実績で知られています。