『草の響き』@<斎藤久志>監督
10月
4日
心のバランスを崩し、妻と一緒に故郷・函館へ戻ってきた「工藤和雄」は、精神科の医師に勧められ、治療のために街を走り始めます。雨の日も真夏の日もひたすら同じ道を走り続け、その繰り返しの中で、「和雄」は徐々に心の平穏を取り戻していき、やがて彼は、路上で知り合った若者たちと不思議な交流を持つようになります。
慣れない土地で不安にさいなまれながらも「和雄」を理解しようとする妻「純子」役に『マイ・ダディ』(2021年・監督:金井純一)の<奈緒>、「和雄」に寄り添う友人役に『明日の食卓』の<大東駿介>が演じ、監督は、『空の瞳とカタツムリ』(2019年) ・ 『なにもこわいことはない』(2013年)の<斎藤久志>が務めています。
北海道函館市高砂町出身の<佐藤泰志>の没後30周年に当たる2020年に映画製作が発表され、同年11月にクランクインし、全編函館ロケで撮影が行われました。