『トム・オブ・フィンランド』@<ドメ・カルコスキ>監督
7月
29日
同性愛がまだ法律で禁止されていた第2次世界大戦後のフィンランド。帰還兵の「トウコ・ラークソネン」(ペッカ・ストラング)は、鍵をかけた自室でスケッチブックに向かい、己の欲望をドローイングとして表現していました。彼がスケッチブックに描いたのは戦場で出会ったたくましい男たちの姿でした。
妹の「カイヤ」(ジェシカ・グラボウスキー)から広告の絵を描く仕事を紹介された「トウコ」は広告の世界で才能を発揮し、昼は広告会社、夜は部屋で作品作りに没頭する日々を送っていました。そんな中、「トウコ」が「トム・オブ・フィンランド」の作家名でアメリカの雑誌の表紙を飾ります。
彼が描くたくましい男性のイラストは、数多くのゲイ男性たちの理想像として共感を呼び、その評判は世界中に広がっていきます。
監督は、『トールキン 旅のはじまり』の<ドメ・カルコスキ>が務めています。