日経平均株価(6月24日)@終値2万8875円23銭
6月
24日
前日比での騰落幅としては終日売買停止のあった2020年10月1日を除くと、2017年10月31日(06銭安)以来の小ささでした。
外国為替市場では円安・ドル高が進み、輸出採算が改善するとの見方から、自動車の買いにつながった。鉄鋼や銀行といった景気敏感銘柄の一部にも買いが入り、ソフトバンクグループ(174円高:7862円)も大幅に反発し、日経平均を下支えしています。
新型コロナウイルスは感染の高い変異型に置き換わりつつあるようで、東京五輪・パラリンピックを機に人の動きが増え、国内の感染が再び拡大することへの懸念もあって、ワクチン接種の広がりに伴い経済活動が正常化するとの観測から買われていた銘柄に売りが出ています。
米国の金融政策を巡っては、<パウエル>(FRB)議長の発言で早期利上げ観測は和らいだものの、なお政策運営に不透明な要素が多く、積極的に運用リスクをとるムードに傾きにくく、上値の重さが目立っています。