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- ファルコン昆虫記(877)【アシブトハナアブ】(2)
暖かくなって来ますと、昆虫との出会いが楽しみになってきます。身近な昆虫たちは、昆虫記シリーズとしてほぼ網羅していると思いますが、同じ種でもオスとメスがいますので、特に鱗翅目の蝶は顕著な違いがありますので、まだまだ楽しみは続きそうです。
今回は花の周りを飛行していました、ハエ目(双翅目)・ハナアブ科の【アシブトハナアブ】の「オス」と遭遇しました。「メス」と比較しますと、まず双翅目の特徴である、大きな複眼が接近していますので、この部分だけでも「オス」だと同定できますが、腹部が徐々に細くなっている形態でも判別できます。
体長15ミリ程度、腹部に1対の黄色い三角斑があり、胸部背には、2本の縦スジが見られます。後肢腿節がバッタ目(直翅目)を思わせるような太さで、その脛節は、内側に湾曲しています。
左側、翅に隠れて名称の由来となった太い後肢腿節が翅に隠れて見えていませんが、右側では、なんとか太い太ももが確認できると思います。
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