中国国家統計局は16日、今年1~3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比18.3%増だったと公表しています。中国が1992年にこうした統計を発表し始めて以降、四半期の伸び率としては過去最高となりました。
中国は昨年前半、新型コロナウイルスの感染拡大を抑える目的で国内経済の大部分を停止させており、前年の落ち込みの反動で上振れする「低ベース効果」が急成長の主因となったようです。
中国政府によりますと、前期比で見た場合、1~3月期の成長率は0.6%にとどまります。昨年10~12月期の成長率は6.5%でした。
それでも今回の成長率からは、中国経済の回復の勢いが続いていることがうかがえます。
中国は2020年に成長を記録した唯一の主要経済国で、多くの国が新型コロナ対応に苦慮する中で2.3%の拡大を達成。中国当局は昨年の経済実績について「予想を上回る出来」と評していました。
今週前半に発表された税関統計によると、中国の先月の輸入額はドル建てで前年同月比38%増を超える伸びとなり、国内需要の上向きを示す結果となっています。輸出も31%近く増えました。
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