鹿児島県西之表市(種子島)の教育委員会は8日、2013~15年にかけ、東海岸に位置する縄文時代早期の長迫遺跡と二石遺跡を発掘調査した結果、約1万年前の勾玉型をした装身具などの石製品が出土したと発表しています。 市教育委員会によりますと、石製装身具としては国内最古級。これまで見つかった装身具よりも約2千年古く、勾玉型のものは出土例がないといいます。 西之表市内で8日開かれた記者会見では、「南九州での石製品出土例は全国でも突出して多いが、種子島でこれだけ古い資料がまとまって見つかったことは特異性や技術の系譜を考える上で重要だ」と指摘されています。