神戸：ファルコンの散歩メモ

将棋の第６７回奨励会三段リーグ戦の１６、１７回戦が１２日、東京と大阪の将棋会館で行われ、＜伊藤匠三段＞（１７）が２連勝して１４勝２敗と星を伸ばし、残り２６日の最終１８、１９回戦を待たずに２局に連敗しても１位になることが確定し、１０月１日付でプロ棋士の四段になることが決まっています。

＜伊藤匠三段＞の誕生日は１０月１０日、＜藤井二冠＞は７月１９日のため、将棋界の最年少棋士が４年ぶりに入れ替わることになりました。２０１６年に史上最年少の１４歳２カ月で棋士になった＜藤井聡太二冠＞にとって、同学年ですが初めて自分より年少の棋士が誕生します。

＜伊藤匠三段＞は、東京都出身、宮田利男八段門下。２０１３年に６級で奨励会に入会し、２０１８年４月から三段リーグに参加して５回目のリーグ戦で昇段を果たしています。

三段リーグ戦は半年間に各自１８局対局し、上位２人が四段へ昇段します。今期は新型コロナウイルス感染拡大のため、例年より２カ月遅れて６月に開幕しました。前期次点（３位）で、初の女性棋士を目指す 　＜西山朋佳三段＞　（２５）は今期は昇段争いに残れませんでした。