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『ある画家の数奇な運命』予告編公開@<フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク>監督

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第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『善き人のためのソナタ』(2006年)の<フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク>が監督と脚本を担当した『ある画家の数奇な運命』の予告編が公開され、2020年10月2日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開されます。

ドイツの画家<ゲルハルト・リヒター>(1932年2月9日生まれ)の半生をモデルにした本作。主人公はナチ政権下のドイツで、芸術を愛する叔母の命を《安楽死政策》によって奪われた「クルト」です。彼は、終戦後に東ドイツの美術学校で出会った「エリー」と恋に落ちるも、元ナチ高官である「エリー」の父親こそが、叔母を死へ追い込んだ張本人だったことに気付かぬまま結婚します。

『ピエロがお前を嘲笑う』 (2014年・監督: バラン・ボー・オダー)の<トム・シリング>が「クルト」、『ブラックブック』(2006年・監督: ポール・バーホーベン)の<セバスチャン・コッホ>が「エリー」の父親を演じ、 『婚約者の友人』 (2016年・監督: フランソワ・オゾン)の<パウラ・ベーア>が「エリー」、 『さよなら、アドルフ』 (2012年・監督: ケイト・ショートランド)の<ザスキア・ローゼンダール>が「クルト」の叔母に扮しています。

予告編は幼い「クルト」に「真実はすべて美しいの」と叔母が伝えるシーンで始まります。その後、「クルト」が「エリー」と恋に落ちる様子や、自由な芸術を求めて西ドイツへと逃亡する姿が切り取られています。

精密に模写した写真のイメージを微妙にぼかすフォト・ペインティングの創作シーンも登場していますが、これは<ゲルハルト・リヒター>の代表的なシリーズとして有名な手法です。
#ドイツ #ブログ #映画

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