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- ファルコン植物記(2034)白花【エンドウ】(2)
隣家の方が、プランターでマメ科マメ属の【エンドウ】を栽培されています。支柱に絡みつき背丈ぐらいに成長してきており、明るい春の日差しに【白花えんどう豆】の花が風に揺れているのを眺めています。
「エンドウ」には「白花種」と 「紅花種」 とがあるようで、サヤエンドウは「紅花種」花が多くて、スナップエンドウは白花種の花が多いみたいです。 えんどう豆には柔らかいサヤを食べる「サヤエンドウ」、中の豆を食べる「グリンピース」、サヤも豆も一緒に食べる「スナップエンドウ」の3種類に分けられています。
「エンドウ豆」は、古代オリエント地方や地中海地方で麦作農耕の発祥とともに栽培化された豆で、原産地域であるフェルガナから漢に伝来した際に、フェルガナの中国名が大宛国であることから豌豆(えんどう=宛の豆)と名付けられたことが名の由来となっています。
「ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)」 も「エンドウ豆」と同時に同様の利用が行われ始めましたが、今日では雑草とみなされています。また、同じ地域に起源を持つマメ科作物としては、「ソラマメ」、「レンズマメ」、「ヒヨコマメ」があります。麦作農耕とともにユーラシア各地に広まり、中国に伝わったのは5世紀、日本へは9-10世紀には伝わっています。また、メンデルが、「メンデルの法則」を確立した遺伝の実験材料としたことでも知られています。
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