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「ダイオウグソクムシ」の脱皮@三重県・鳥羽水族館

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(画像:鳥羽水族館) (画像:鳥羽水族館)
三重県鳥羽市の鳥羽水族館は13日、飼育中の深海生物の等脚目スナホリムシ科「ダイオウグソクムシ」が脱皮したと発表しています。

「ダイオウグソクムシ」は、等脚類としては世界最大であり、体長は20~40センチメートルで、最大50センチメートル近くにもなる巨大な種です。日本近海に生息する最大の等脚類として知られる「オオグソクムシ」が最大15センチメートルほどなのと比べて、はるかに大型となり、体重は1キログラムを上回ります。外見は 「ダンゴムシ」 のようですが、分類では「フナムシ」に近い存在です。

飼育下での脱皮は珍しく、世界でも5例目。体の後ろ半分のみが脱皮しており、「ダイオウグソクムシ」を含む等脚類は脱皮時に体の後半部を先に脱ぎ、硬化した後に残りの前半部を脱ぐ習性がある。過去に確認された4例とも後半部の脱皮から約1カ月前後でへい死し、完全脱皮の飼育例はまだ確認されていないとのこと。前半分も脱皮すれば世界初となります。

同館によりますと、メキシコ湾で採集されたオスで、体長約30センチ、体重は約1キロ。2014年5月末から飼育されています。

今年9月に体の前半分が白くなる脱皮の兆候が見られ、13日朝に担当の飼育員が水槽内で脱皮した姿と白い殻を確認しました。
#ブログ #深海生物 #等脚目

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