「EOS」シリーズの累計生産台数世界で1億台@キャノン
10月
9日
「EOS」とは、「Electro Optical System」の略称で、ギリシャ神話に登場する「曙の女神」の名前でもあります。同社では、多様なニーズに応える魅力的な製品ラインナップと表現の幅を広げるEFレンズの拡充に務めたことが、「EOS」シリーズの支持につながったとしています。
その結果、2003年から2018年までに16年連続でレンズ交換式デジタルカメラで世界シェアNo.1(台数シェア)を獲得していますが、近年はカメラ機能を高めたスマートフォンに市場を奪われて苦戦しています。高画質で持ち運びやすいミラーレス一眼に力を入れ、新たなファンを獲得しようとしています。
「EOS」シリーズは1987年3月に初号機となるフィルム式の一眼レフカメラ「650」が発売されています。カメラ本体とレンズをつなぐ機構に世界初の電子式を採用、当時の先端技術が応用されていました。
その後、最高級機「EOS-1」(1989年)や、小型・軽量を実現した「EOS Kiss」(1993年)を発売するなど、快速・快適を実現する革新的な技術を搭載した製品を展開。プロからアマチュアまで、ユーザー層の裾野を広げてきました。