<ジェフ・ハンセン>日本の商業捕鯨再開に反対表明@「シー・シェパード」
6月
25日
シーシェパードは、2005年から日本の捕鯨船に対する妨害を展開してきました。商業捕鯨は、国際捕鯨委員会(IWC)により1982年に禁止され、以降反捕鯨の立場を取る政府も増えてきています。日本政府は、IWCによる商業捕鯨禁止が無効であり、かつ現状の捕鯨活動は商業捕鯨ではなく調査捕鯨だとする立場をとってきましたが、2014年に国際司法裁判所により、当時の日本の捕鯨は実質的に商業捕鯨だと認定され、政策の再考を余儀なくされました。しかし、日本政府は、その後も「調査捕鯨」そのものは続行してきています。2018年12月26日、国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した日本に、国際社会は驚きました。6月末にIWCから正式に脱退し、7月から商業捕鯨を再開する予定です。
「シー・シェパード」は、日本が南極海で行った調査捕鯨に反発し、小型船を使って捕鯨船に体当たりする過激な妨害活動を展開してきました。<ハンセン>氏は、日本以外にもアイスランドやノルウェーなどを捕鯨国として挙げ「全ての捕鯨に反対する」と強調しています。
その理由として「クジラが海や海洋生態系の健全性に重要な役割を果たしている」と指摘。「生息数もまだ回復していない」と語っています。