日光市足尾町の庚申山(1892メートル)の岩肌で、希少なタヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物「コウシンソウ」が薄紫色のかれんな花を咲かせています。1890(明治23)年に日本の植物学の基礎を築いた<三好学>により栃木県の庚申山で発見され、山の名前をとって「コウシンソウ」と命名されました。
「コウシンソウ」は環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類に指定され、日本固有種であり同所に自生するものは国の「特別天然記念物」となっています。寒冷多湿な岩場に自生し、梅雨時に咲く。高さは6~7センチで、茎先に1センチ程度の花を咲かせます。
曇り空が広がった12日は三分咲き。上級者向けの「お山巡りコース」の岩場数カ所に群生しているとか。この日、花びらには水滴が付着し、花のかれんさが際立っていたようです。
同市足尾観光課によりますとと、開花は今月初旬で、ここ数年と比べると1週間程度遅いといいます。
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