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神戸:ファルコンの散歩メモ

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探査機「オシリス・レックス」@小惑星「ベンヌ」

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< 小惑星「ベンヌ」(画像:N... < 小惑星「ベンヌ」(画像:NASA) >
2016年9月9日に打ち上げられたNASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」が、2年3か月に及ぶ約20億㎞の旅の末、日本時間12月4日午前2時ごろに目標天体である小惑星「ベンヌ」へ到着しています。

「オシリス・レックス」は現在、「ベンヌ」の上空約19㎞に位置しています。探査機はまず数か月かけて、ベンヌの上空約7㎞まで接近しながら、北極から赤道領域、南極の順で予備的な探査を行い、「ベンヌ」の質量や自転速度の見積もり精度を向上させ、正確な形状モデルを作成します。

その後、探査機は12月31日に「ベンヌ」を周回する軌道へ入ります。「ベンヌ」の幅は約492mで、これは探査機が周回する天体としてはこれまでで最小のものです。探査機は「ベンヌ」の表面に約1.25㎞まで接近し、サンプル採取に最適な場所を選び出すための全球地図の作成を2019年2月から始める予定です。

そして、「オシリス・レックス」はベンヌの表面へ降り立ってサンプルを採取し、それを2023年9月に地球へと持ち帰る計画となっています。小惑星からのサンプルリターンは、NASAの宇宙探査史上としては初となります。

小惑星にはいくつかのタイプがありますが、「ベンヌ」は炭素と有機分子を多く含む始原的なB型小惑星だ。B型小惑星が探査されるのは初めてのことであり、「はやぶさ」が探査したS型小惑星の「イトカワ」、「はやぶさ2」が探査中のC型小惑星「リュウグウ」との類似性や相違点を調べるうえでも非常に興味深い。

また、「ベンヌ」は地球に衝突する潜在的な可能性がある小惑星の一つであり、こうした天体の探査も初めてである。どのような原因によって小惑星が地球に接近するようになるのかを調べることも、このミッションの重要な目的の一つである。
#ブログ #天体 #宇宙 #探査機

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