< 取り壊し前の共同印刷の本館(左側の旗が立っている建物)と1号館(手前) >
東京都文京区の共同印刷(小石川4ー14-12)は今月、築後80年を経過した本社ビルなどの解体工事を始めています。耐震性の向上やセキュリティー強化を図るため、ビルを建て替えます。出版や印刷関連の会社や工場が点在する地域のランドマークでもあり、解体を惜しむ声もありました。新しいビルは2022年3月に竣工予定です
共同印刷によりますと、出版社「博文館」が1897(明治30)年6月25日、現在の中央区銀座6丁目で印刷工場を創設したのが創業の原点です。翌年、現在の場所に移転しています。
取り壊される主な建物は、建設当初からある塔屋が目を引く本館や一、二、三号館で、それぞれ1932~1938年に落成。全館を新築した当時は、紙だけでなく、布や金属の印刷も始め、「東洋一の印刷のデパート」と呼ばれたといいます。戦時中の空襲で内部が焼失するなど壊滅的な打撃を受けましたが、改修するなどして使い続けてきました。
工事期間中は、本社機能などを敷地内の別のビルに移して営業します。新しいビルは鉄骨7階建て(延べ床面積約3万3千平方メートル)。
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