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- 「政府専用機」2機の今後の処遇@航空自衛隊千歳基地
新型機への入れ替えのため、3月に退役する「政府専用機」2機の今後の処遇がきになります。「政府専用機」の運航を担う航空自衛隊千歳基地を抱える千歳市は保存を検討しましたが、多額の維持費がかかることもあって断念。本州には保存を検討する自治体が複数あり、防衛省はこうした自治体への無償譲渡のほか、民間企業への売却も含めて検討しているようです。
現在の政府専用機は「ジャンボ」の愛称で知られる米ボーイング社製の「747ー400型」で、1991年に導入されました。整備を担ってきた日本航空での整備士の確保が困難になったことなどから、4月からボーイング 「777ー300ER型」 の新機体に2機とも入れ替わります。すでに、千歳基地には新型2機が到着しており、運航訓練が行われています。
防衛省は退役する2機について、昨夏に活用策を広く公募。これに合わせ、千歳市は当初保存・展示を検討したものの、年間億単位の維持費がかかることや、展示するスペースの確保などの観点から困難と判断し、保存を断念しています。一方、航空機展示のノウハウを持つ「青森県立三沢航空科学館」(三沢市)や 「あいち航空ミュージアム」(愛知県豊山町)などが保存を検討しているといいます。
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