ブログスレッド
- 今年の読書(72)『だから荒野』桐野夏生(文春文庫)
46歳の誕生日に、夫<浩光>と長男<健太>とレストランに自ら運転手となり食事に出かけた主婦<朋美>は、自分を軽んじる身勝手な家族の会話にキレ、夫の愛車「ティアナ」で家を飛び出してしまいます。
行く当てのない<朋美>は。車に積んでいた夫のゴルフセットを売りとばし東京からの逃避行の軍資金とします。
夫と結婚する前に付き合っていた長崎に住む<酒井典彦>との再会を決意、高速道路に乗り入れ、<朋美>の珍道中がはじまります。
「車で家出する主婦」というキャッチフレーズでしたので、<リドリー・スコット>監督の映画『テルマ&ルイーズ』「1991年」の面白さを期待し、また著者の 『東京島』 並の波乱万丈の進展を期待した割には、私には面白味にかける結末でした。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ