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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(43)『荒神』宮部みゆき(新潮文庫)

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今年の読書(43)『荒神』宮部...
関ヶ原の戦いから100年。太平の世の東北の寒村の山村に隣り合う二藩があり、片方の村に怪物は突然現れ、村人を殺し村を焼き尽くした。

<朱音(あかね)>の住む村に、怪物に襲われて傷だらけになった少年<蓑吉>が逃げてきます。迫りくる怪物の恐怖。<朱音>は、浪人<榊田宗栄>、絵師<菊地圓秀>とともに、村を守るため、知恵と勇気をふりしぼって怪物との戦いに挑んでいきます。

一方、朱音の兄で藩の重臣<曽谷弾正>は、怪物を自ら操ろうと企む。怪物との戦いの蔭で繰り広げられる愛憎劇。やがて明らかになる怪物誕生の意外な真相。そこに浮かび上がるのは、罪深い人間の業だった。朱音たちと怪物との戦いの行方は?

怪物はなぜ現れたのか?どうすれば倒すことができるのか?怪物と人間たちの死闘を描いたエンターテインメント時代劇です。

理不尽な藩の圧政にもめげず、自然の中で暮らしている農民たちの力強さを感じさせてくれる一冊でした。
#文庫本 #読書

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