ファルコン昆虫記(750)カイヅカイブキの葉に<ミノムシ>(3)
10月
12日
「オオミノガ」に寄生する外来種のヤドリバエ科の「オオミノガヤドリバエ」の繁殖が原因で、1990年後半より激減、地域によっては絶滅種として観察されていません。
<ミノムシ(蓑虫)>といえば、チョウ目(鱗翅目)ミノガ科の幼虫であり、日本には約50種類の「ミノガ」がいますが、一般的には「オオミノガ」を指しています。
写真の<ミノムシ>は「チャミノガ」のようで、「オオミノガ」は長さ5~6センチあり、普通糸で真下にぶら下がり、「チャミノガ」は3~4センチと小さく、角度をつけて接触面が広くなるように取りついています。
<ミノムシ>は秋に「蓑」を作るために俳句では秋の季語であり、秋になると日当たりのよい場所に移動、「蓑」の中で越冬して翌年に蛹になります。