ファルコン昆虫記(654)絶滅危惧種の【ルリシジミ】
7月
19日
チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科の小さな「蝶」たちは、どれも良く似ていますが、特に「ヤマトシジミ」と【シルビアシジミ】は似通っているのですが、本種は環境省レッドクラスの絶滅危惧種に指定されています。
いつもシジミチョウを撮影するときに「ルリシジミ」や【シルビアシジミ】かなと期待しているのですが、ようやく「ヤマトシジミ」以外と出会えました。
一目見て、翅裏の縁が白っぽい感じでしたので「もしや?」と期待して接近、裏翅の黒点を見て感無量、感激の涙です。
違いが分かりやすいように、「ヤマトシジミ」と【シルビアシジミ】を並べてみました。
「ヤマトシジミ」は、前翅裏面の中室内に黒点があり、後翅裏面の黒点が<円弧状>に並んでいますが、【シルビアシジミ】は、前より2個目の黒点が内側にずれているために円弧が途切れています。
「ヤマトシジミ」の幼虫の食草は「カタバミ」ですので、街中や人家近辺でもよく繁殖しているのに対し、【シルビアシジミ】はマメ科の「ミヤコグサ」を主な食草としています。
昔のように草刈りが頻繁に行われることが無く、背丈のある野草類に覆われ、「ミヤコグサ」の生育環境が悪くなり、繁殖できなくなっていると考えられています。
いつもシジミチョウを撮影するときに「ルリシジミ」や【シルビアシジミ】かなと期待しているのですが、ようやく「ヤマトシジミ」以外と出会えました。
一目見て、翅裏の縁が白っぽい感じでしたので「もしや?」と期待して接近、裏翅の黒点を見て感無量、感激の涙です。
違いが分かりやすいように、「ヤマトシジミ」と【シルビアシジミ】を並べてみました。
「ヤマトシジミ」は、前翅裏面の中室内に黒点があり、後翅裏面の黒点が<円弧状>に並んでいますが、【シルビアシジミ】は、前より2個目の黒点が内側にずれているために円弧が途切れています。
「ヤマトシジミ」の幼虫の食草は「カタバミ」ですので、街中や人家近辺でもよく繁殖しているのに対し、【シルビアシジミ】はマメ科の「ミヤコグサ」を主な食草としています。
昔のように草刈りが頻繁に行われることが無く、背丈のある野草類に覆われ、「ミヤコグサ」の生育環境が悪くなり、繁殖できなくなっていると考えられています。
【追記:2024年10月2日】<しじみ>さんより「シルビアシジミ」ではなく、「ルリシジミ」だというご指摘をいただき、タイトルのみ変更させていただいております。