ファルコン植物記(1587)葉がレモンの香り【レモンマートル】
7月
14日
オーストラリアの先住民「アボリジニ」は、この【レモンマートル】を長きにわたり、料理や薬草として利用してきました。
フトモモ科バクホウシア属の常緑樹で、光沢のある緑色の葉をこすりますとレモンの香りが漂います。
花は乳白色の5弁花、花径5~7ミリと小さく、雄しべが多数飛び出した形をしており、<蕚>から花弁が落ちた後もそのままの姿を保ち続けています。
学名の「Backhousia citriodora」は、植物学者の<フェルディナント・フォン・ミュラー>が、彼の友人である植物学者の<ジェイムズ・バックハウス>にちなんで1853年に命名しています。