<生け花>(52)【嵯峨御流】@山陽東須磨駅改札口横
11月
8日
キク科キク属として、日本では約350種ほどの野菊が自生していますので、正確な品種名までは手が回りません。
今回の<佐々木房甫>先生の<生け花>は、すべて<菊>でまとめられていました。
黄色い中輪の<菊>は、管状の花弁が長く真っ直ぐに伸びて、花弁の先端が玉巻き状となる「管物」を中心に据え、紅色や白色の小菊(寒菊)や 「フェリーポン」 などの洋菊が中心部に添えられています。
<菊>=秋という単純な構成ですが、色の違う小菊たちと存在感のある「管物」の取り合わせは、複雑な景色を生み出していました。