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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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日めくりに栞を

スレッド
私の一日はまだ終わっていないが
日をめくる時計

二十四時間では足らない日々の
ゆとりが忙しさにくっ付いて
めくられてしまう

現実を味わって過ごせる
心のセンスは乏しく
人生のデッサンは線がはみ出し
ガクンと落ちて眠りに就く


目覚めれば未練の布団から
いざ出陣なんて気合を入れて

まだ寒い桜の下
私が冴えていないのだろう
綺麗なはずのものが反射してこない

社会で生きることの
継続と忍耐が必要であるように
ステレオタイプという言葉を
足の裏に刻みながら押しつけている

それでも一歩一歩
今日も先へ進むことに執着しよう

それでも一歩一歩

今日も轍の道が平らになると信じて
桜が桜であるように
私が私であることを捨てぬよう
「それでも」と言う栞をはさみ
日めくられる日々は続く


#詩

ワオ!と言っているユーザー

今朝の夢日記

スレッド
最近はよく夢を見る。今朝方も新婚さんの旦那に料理について語っている自分。彼は新婚旅行から帰宅したばかりで「明日から自分が炊事をしなくてはいけない」と言う。
「そうか、お前も大変だな。奥さん、忙しいのだな」と訊くと頷く彼。
「でも、僕も仕事が忙しくて帰りの時間が遅いんです。どうしたらいいですかね」
「ああ、作り置きしておけばいいよ。冷蔵庫はあるんだろ。土日に作っておいて、冷蔵するなり冷凍しておけばいいよ。ご飯はタイマーを使って帰宅時間に合わせてさ。あとはチンだ。私は前の晩にするけど」なんだろう、熱く語っている自分。
「はあ、でも僕は料理できまん」と困った顔で彼。
「おいおい、そこからかよ。インスタントラーメンは作ったことあるだろ」
「ないです」指を絡ませながら、ちょっと情けない。
「参ったな。どれだけ上げ膳据え膳で生きてきたんだよ。仕方ないか。教えてやるから今晩、うちに来いよ。汚い家だけどさ」

そんなところで、夢から目がさめる。まず、彼は誰だったのだろう。親しく話してはいるが、たぶん知らない人である。まあ、夢ってそんなもんだろう……
夢の脚本は飛躍し過ぎず、現実味があるのは笑えてしまう。だけど、こんなストーリーが展開するのだから、寝ているけど起きているみたいだ。夢を覚えている時点で、寝た気がしない、残念。
それでも夢の内容を書き留めておく楽しみはある。そこに落ち着くのか。

自分なりに今朝の夢分析をすると。
ああ、炊事って大変だ。食べた後の皿洗いも大変だ。そこをどうにか楽しくやろうとしてはいるが、やはり大変だ。誰かこの私の吐露を聴いてくれ〜、そんな器の小さくなっている精神状態なのだろう。
昨夜は大根と豚肉を生姜で煮込んだものとシチューを作り置きした。すでに今は明日の夕ご飯のメニューを模索しているのだった………

#雑記

ワオ!と言っているユーザー

男兄弟ってやつは。。。

スレッド
男兄弟って、そんなものなのか。

父が亡くなる前に病室で兄と会う。十五年ぶりの再会であったが、気まずい理由はなかったはずなのに疎遠であった。痩せていた兄が太っている姿を見て、時の経過を感じた。住んでいるところも車で四十分ほどしか離れていないはずなのに、こんな場所で会うのはなんだか親に申し訳ない気がして。

子どもの頃はもちろん毎日のように空き地で野球をして遊び、兄弟の仲は良い方だっただろう。ハデに罵り合う喧嘩もなく、いつも暇があれば遊びを見つけ楽しんでいた。

しかし、兄と話し始めると時間の経過は何の障害にもならないことがわかる。たわいもないむかし話に花が咲く。会話のパターンも変わらず同じ。私がボケて兄がボソッと正す。
「前の車のハイバード(hybrid)って、ハイブリッドカーだよね」と前に走る車を指さし私。
「あれ、ハイブリッドって書いてあるぞ」と兄。
私は恥ずかしながら、ずっとハイバードというハイブリッドカーがあると思っていた。この様な会話は誰ともせずに、やはり十年くらいは訂正されず。教師をしている兄は「馬鹿だな」という言葉は使わない。それは恥を強調しない兄の人柄からくるのかもしれない。

それからは、電話で兄と話すことが自然になってきた。まあ、互いに用事や聞きたいことがあった時だけだが。兄弟の関係は修正されたようだ。

来月には父の三回忌。兄弟の会話に父は天国で笑うことだろう。
余計なことを一切言わない父は「らしいな」と頬を緩ませて。

#詩 #雑記

ワオ!と言っているユーザー

朝空からふる輝きを

スレッド
暗い心持ちを照らす朝の輝き
ふざけてくすぐられているような
ちょっと照れくさいけど
嬉しい気持ち
わかってくれますか

昨日と今日は一日を過ごしたぶん
私の中で何かが違っているのだろうと
探ってはみるものの
空模様の違いほど
はっきりとはしていません
とてもごちゃごちゃして

見えているもの

見ようとするもの

見なくてはいけないもの

見たくないもの

疑心が膨らんできては
のちのち苦しくなってしまいます

悩みのち快晴

空のように
はなかなかメリハリがつきません

でも今はなんだか気分がよくて
僕にはない輝きの
恩恵を与り進んでいるのですから

こんな気持ち
わかってくれますか

#詩

ワオ!と言っているユーザー

月の詩人たち

スレッド
今宵も僕のように
上弦の月を指さしながら
何人もの詩人が
幻想の夜空にいるのだろう

生活の糧になる訳でもなく
ただ価値観はよく解っていて
月の色を想像せずにはいられない

声を出して笑う楽しみではないが
充実を得る静かな楽しみはある

向き合ってもいないのに
視線を感じてしまう精神から
綺麗なモノが通り過ぎたり
汚いモノが溢れ出したり

迂回路の途中に時計をぶら下げ
歪んだ時間は芸術的な飛び方をする

僕らは蒼き魅惑の中
彷徨える充実の羽をひろげ
何処までも月へ向かう

#詩

ワオ!と言っているユーザー

ありがとう詩よ

スレッド
揺れて怯える僕に
折り合いを歌わせてくれる

鳥がさえずり
浴して伝えるように鳴いている

想像は涙さえ枯らして
向こう側にいるだろう君から
歌う力をいただいて

僕が自由に寄り添っても
破けることのない
紙面はいつも優しく待っている

#詩

ワオ!と言っているユーザー

淋しき夢から

スレッド
淋しき夢に涙した
まだまだ弱い空の下

流れるもの冷たさに
噛みしめ鳴った悔しさよ


淋しき夢に涙した
肥やし蒔いた空の下

誰が知ろうかこの孤独
押しては返す鼓動の波よ


淋しき夢に涙した
まだまだ終わらぬ空の下

誰が笑うかこの孤独
誉れ消し去り躍動の人よ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

サラリーマン/雨の露天風呂を満喫

スレッド
土曜日の仕事は午前までから
週休二日制になって何年経ったろう

でもルール通りには行かない
出張したのなら午後は観光だ
サラリーマンは気楽な稼業であって欲しい

雨の露天風呂
首までつかり天を仰ぐ
顔だけにぽつんとぽつんと落ちてくる

子どものように口を開け
雨を飲み込んでみたりすり
都会じゃなければ許せるお遊びだ

水面をほぼ平行の視線で雨粒を見る
音と跳ね返り
何もかもが響いて揺れている
ずっと感じていたい癒しがあった

詩人ならいい湯を
いい湯と言わずに表現したいところだが
我はサラリーマン

ああ、いい湯だ
雨に打たれればなおいい湯だ

サラリーマンは気楽な稼業であって欲しい
今日はビールもつけて
こっちに泊まってしまおうか

#詩

ワオ!と言っているユーザー

天然天才詩人

スレッド
僕は三日に一回ほど
天才だねと言われる
でもそれは天然という言葉と
聞き間違える自意識過剰

今日も言われた
君はやっぱり詩を書かせたら天才だね
でも言われた言葉の天才を天然に置きかえると
君はやっぱり詩を書かせたら天然だね
これって褒め言葉なのだろうか
天才とか天然とか僕にとっては関係ないけど、と表向きは

馬鹿にされているか褒められているのかぐらいは知りたい
僕は極度に耳が悪いから大事なところが聞こえないんだ
聞き返すことなんて出来やしない内気だから

でも大事なのは
ほんとうに関係ないと思えること
天才とか天然とかどっちもとかそっちもとか

詩の表現で一番に大事なのは
ピエロ以上の哀しいときでも奉仕の志し
そう天然の天才で表現できること
おいおいやっぱり戻ってきちゃったよ

だからそういうことはひとが言うことで
僕は僕の中にある自由に自由であることさえあればいい

って言うことだ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

城ヶ崎へ

スレッド
城ヶ崎へ 城ヶ崎へ 城ヶ崎へ



タタターン、タタターンと
サスペンスのバックミュージックが流れてきそう
背中を押され……

崖が怖い
まだ私は生きていたいのだろう


星野哲郎の歌詞が刻まれていた
三百六十五歩のマーチ
アンコ椿は恋の花
男はつらいよ
みだれ髪
などなどヒット作を出し続け
戦後に豊かさを与えてくれた

個人的には「夜明けの刑事」という
ドラマの挿入歌「夜明けの街」という歌が好きだったな
石橋正次が坂上二郎とコンビを組んで犯人を……
この歌も石橋正次が歌って味があったよなあ
たぶん自分が小学生頃だった

星野哲郎の歌詞、ちょっと拝読してみようかな。。。

ワオ!と言っているユーザー

海が見えています

スレッド
海が見えています

波は穏やかな感情の起伏
心のどこかで津波を回想させ
あの悪夢の表情がどこに潜んでいるのか
不思議な気持ちで揺れる反射
優しい光を追って
まだ冷たい風に吹かれています

自然の力で私たちは
生かされたり
死に押しやられたり
人間に踏まれる小さな虫のように
やはり無力でか弱い存在

私たちは感情に揺られる生きもの
悲しい辛い
そんな過去を引きずってゆきます

穏やかな波は語ってはくれません
その怒りの意味を

今はただ美しい海でも
偽りの表情ではないかと
疑問と一緒に眺めています

#詩

ワオ!と言っているユーザー

夢について

スレッド
「夢」について考える。
睡眠時、現実のような経験であるように感じる心理、潜在意識だったりする夢。もうひとつの意味合いとしては、未来にみる希望だったり目標とすること。どちらの意味からも共通なのは、現実に起きていることの事象や結果ではないということだ。つまり想像の世界を領域としている言葉である。植物は種の保存という遺伝子からくるメカニズムがあるが、人間はそれ以外で自分に振り返り生き方を変化させることができる。植物にはそれがなく、夢を持たない生命体なのである。
もし、人間に夢という概念がなかったらどのような生き方をするのだろうか。それは身体の自由が効かぬ植物状態に等しいのではないかと考える。誰かの手や器械を介さないければ生きていけないということだ。衣食住に必要なものを要求する未来への思考を持たなければ生きることは不可能だろう。夢がなければ今の人間という生命体は存在しない。
植物のように夢がなくても生きていける生命体ではないということだ。人間は夢がなければ生きていけない。明日も充実したいとあらためて意識していなくても、心の深層ではそのような夢を見続けている。
また、夢には影がなければ成り立たない。光を夢とするなら、影は不安であろう。そして、夢にとって不安は必要な概念である。明日の私は大丈夫なのか、という不安を打ち消そうとする際にも夢の発想に関与し影を明るくしようと作用する。不安と夢には深い相互関係があるようだ。

すなわち、人間は夢がなければ生きて行けない複雑で繊細な生きものということ。私には夢がないという人がいるが、昏睡状態でなければ夢のない人は存在していない。夢をみる、夢を描くといった思考は生きるために呼吸する事と同じように必要なモノだ。
と、着地しておこう。


(なんでだろう、今週は夢に拘ってしまう、自分。。。)
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

『春うらら』書道風

スレッド
『春うらら』書道風



富士の山をイメージして……
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

ブルドックに飲み込まれる俺/でもそんなに大したことではない、と感じている

スレッド
朝方、どうしたらそんな夢をつくる思考になあるんだよ、って思ってしまう未熟なストーリーが展開する。とは言っても内容を話せば一分も掛からないだろう(今朝見た実際の夢の話です)。

俺はなぜか電車になっている。すでに出勤のことを考えているのだろうか。カラダは横たわり、横腹あたりに車輪が付いていて意外とスムーズに走っている。しかし、夢というものは面白く、それを見ている自分がいる。主観と限りなく主観に近い客観視する自分。

そして、おいおい、俺の後ろを追いかけてくるブルドックがいる。やはりそいつも電車になっている。そいつは口を大きく開けてスピードをあげ、あっさり俺を飲み込んだ。

ん〜、やつのお尻から出られるのか、それとも吐き出されるのか。とにかく俺は死にはしない気がする。息もしているみたいだ。とくに慌てることもなく。

どうなるんだこの先は……

真剣に夢の続きを考えていると、はあ〜夢か、目がさめる。タブレットの電源を入れ時計を見るとアラームが鳴る三十秒前だ。

なんとも歯切れの悪い夢に、俺の夢での演出力というか脚本力のなさを痛感する。まあ、夢は出口のないストーリーがスタンダードだから仕方ないか。そこが逆に面白いと思えばいいのかもしれない。

そして、夢の話を書き込みながら思い出したことがひとつ。前に飼っていた犬が、小さい時にクレヨンを全部食べてしまったことがあった。食べた時はそのことに気がつかなかったけれど、フンを見て、おいクレヨンを食べたな、となった。

そのフンはレインボカラーでめちゃきれいだった。ずいぶん前のことだが、その光景が忘れられない!

電車だけに脱線しつつ、それでは。。。

#雑記

ワオ!と言っているユーザー

僕のスター

スレッド
どんな時でも
生きていくスタンスは超まっすぐ
君の輝きはグイグイ刺さってくるから
痛いくらいに眩しいよ

ほんとうのスターは身近にいて
スクリーンの中では現れない

君は弱い僕に

お前らしくやればいいじゃないか
俺は応援しているぜ
頑張れよ

君はどんな景色を見て
どんなことを思って
ひとを見てきたのだろう

その輝きの奇跡は偶然じゃないんだ
きっと君は強くて優しいから
心から発しているんだ

暗く寂しい気持ちを吹き飛ばす
やっぱり君は最高さ

ありがとう
僕はもう負ける気がしないよ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

午前三時半のコンビニ砂漠(くだらない話ですが……)

スレッド
遠く微かに煙突みたいなものが見えている。もうすこしがんばって歩けば街にたどり着くんだ。

乾いた空気、太陽の光を照り返す砂、汗として身体の水分が出てしまい意識は朦朧とするばかりだ。

しかし妙だ。俺はどうしてこんなところを歩いているのだろう。確かさっきまでコンビニストアでアルバイトをしていたというのに、三十分ほどの記憶を消され誰かに連れて来られたというのか。アルバイトをしていた記憶と砂漠を歩いている記憶の時間が、頭の中で被っている。きっとどちらかの記憶が古くて、想起した自分の経験がさっきのことのように錯覚しているんだ。すると俺がアルバイトをしていた現実がずっと前のことなんだろう。ずいぶんと俺は砂漠を歩いているのだから、そう考えると納得できる現状だ。

ああ、喉が乾いた。水をがぶ飲みしたい。
もうダメだめなのか、街まではたどり着けないのか。

足も上がらず膝から崩れ俺の身体は倒れた。
なんだ、この冷たい砂は。熱いはずなのにこれはどうしたんだ。

「おーい、ビール買いたいんだよ。もらって行っちゃうぞ」

遠くで誰かの声が聞こえる。俺は助かったのか。しかし、この砂漠でビールを買いたいって、どういうことなんだ。

「しょうがねえなあ。三百二十八円、ピッタリに置いとくからな」

んっ、なんだ。もしや、俺はバイト中にバックルームの床で寝ている、のか。
やべえ。俺は慌て起き上がりレジの前に走った。しまった、三百二十八円が置いてある。やってしまったよ。まあ、午前三時半だしな、ひとりでのアルバイトだし。

ああ、喉乾いた。ミネラルウォーターでも飲むか。
それにしても早く帰りてえよっ、ひとみちゃーん。

誰だよ、ひとみちゃんって……
そうそう、俺の空想アイドルちゃん。午前三時半だもんな、仕方ねえか。

「いらっしゃいませ〜!」

「おたく、声でかすぎだよ」

「すみません……」

#雑記

ワオ!と言っているユーザー

隙間風

スレッド
隙間は上手に使うと
物事がハマったりするが
春の早朝で風なんか吹いたら
攻め込まれて身体を冷やす

着こなしているつもりが
襟元、裾から
グイグイと入ってくる冷たさ
思わず肩に力が入り
厳しさなんてものがしみてくる

高台のホームで電車を待つには
ちょっと時間がある
また風が攻めてくるから
コンクリートの隙間に入り込み
上手に隙間を使ってみる

風から逃げている感じだが
今日一日の勝敗を長い目で考えたら
隙間には隙間で勝利を勝ち取ろうじゃないか

それでも風はヘッヘッヘッ、と
肩を叩いて来るのだから抜け目がない

「間もなく列車が参ります」
コンクリートの隙間から出て行く
うおっ、めちゃ寒いぞ

でも、戦いは終わった

じわじわ、じわじわ
心地よい線香花火がパチパチと
身体が冷えていたことを教えてくれる
電車の中はちょっとした天国だ

そして、カバンからiPadを取り出すと
早く俺を温めてくれ
冷たい画面が隙間風に冷やされていた

お互いのスイッチをオンしたのなら
さあ、詩でも書きましょうか

#詩

ワオ!と言っているユーザー

『雨の憐情(れんじょう』書道風

スレッド
『雨の憐情(れんじょう』書道風
今日は雨でした。
「の」の字がちょっと左よりかなあ。。。
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

雨を鑑賞中

スレッド
あっ、雨が降って来た
子どものようにわくわく

バスの窓から外を眺める
曝されているすべてのモノが濡れてゆく

ひとも道も車も自動販売機も
そこにとっても平等を感じてしまう
そんな僕は
バスの中で雨模様を眺めている
まさに特別待遇だ

ああ、このまま知らない街へ
そう願いながら
近づいているものを遠ざけながら

#詩

ワオ!と言っているユーザー

ズルズル出勤

スレッド
「十分ほど遅れています」
とのアナウンスで一斉に動き出すひとびと
電車の乗り換え
隣を走る違う線のホームに急ぐ

十分が待てない朝
なんてセコセコした時間の費やし方だ

しかし、今日も花粉が飛んでいる
「シュッワッチ、シュッワッチ」と
ウルトラマンが車内に数名いる
私も休日から気持ちは変身し切れていないが
ウルトラマンになっている

「ネクスト ステーション イズ シンジュク ターミナル」
鼻声の自動アナウンス、あんたもウルトラマンか
さあ、また乗り換えだ

あらら、こっちの電車も遅れている
けっきょく今朝はズルズルな出勤にイライラ
連鎖反応、よくあることだ
どっかのサラリーマンが独り言で
ブーブーと愚痴をこぼす
気持ちはわかるが静かにしてくれ

朝はなるべく滑るように時間が流れ
爽やかに仕事を始めたいと思うが
このゆとりの無さにカラダから
針が出ているような苛立ち

それでも幸せがここにあった
こうやってこの詩を書けているのだから
もう、それでいいじゃないか

さあ、来たぞ満員電車
iPadを閉じバックに入れよう

#詩

ワオ!と言っているユーザー

詩でのオタク的な趣味。。。

スレッド
最近、ひとの詩を勝手に推敲している。投稿欄にある詩をコピペして自分なりの詩へ書き換えてしまう、そんな作業。何のため? と、思われるだろう。説明すると長くなってしまうが、少し手直し(偉そうですみません)するとメチャクチャ素晴らしい作品になる。もともと良い詩だから、もったいないということでその作業をしてしまう。ご本人には、もちろん内緒である。そして、これは私だけの楽しみで、とてもオタク的な趣味かもしれない。そんな時間があったら自分のどうしようもない詩を推敲してろっ、と言われそうだが、ひとの詩だから面白い作業となるのである。

頭から足の先まで文をいじくってしまうのだから、ご本人が書き換えてしまった詩をみたらどんな気持ちになるのだろう? ふざけんなよ、齋藤! と、怒鳴られるだろうか。それとも、暇人! と、呆れてしまうのだろうか。

もったいない。でも、そこは口を挟むところではない。自分だけの作業で留めておかなければ……

自分が逆の立場で詩を推敲され、それを読んだらどう思うだろう。それは推敲の仕方によるが、へえ〜、と関心するだろう。そこで思うことがひとつある。ひとつの詩をふたりで書くと意外に傑作ができるのかもしれない。作詞ではよくあることだ。ん〜、でもこれはこれで難しいな。ふたりで詩を書くということで、自分の自由な世界観が少し不自由に働く気もする。

ああ、脱線。何を言いたいかというと、ひとの詩は面白い。自分以外の心情と詩の書き方に興味を持ち始めている、この頃であった。締まりが悪くて、失礼。
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

僕らの詩球

スレッド
感情は言葉となって踊りだし
賑やかに上昇すると
いくつかの雲になります
その雲の名前は連

いくつかの連が
空を流れて行きます

太陽はタイトルになり
地上から眺めると
詩が仕上がっています

みんなの詩が暮れる頃には
月のあとがきが現れ
一冊の詩集になります

夜の風が吹き始め
湿った匂いがすると
詩集の雨が落ちてきます

水たまりは本棚になり
たくさんの詩集を収めながら
水かさが増して
湖の図書館になります

世界は詩集の図書館で栄え
僕らの住む地球は
豊かな詩球になるのです

#詩

ワオ!と言っているユーザー

「てにをはしかくの」の美しさ

スレッド
「てにをはしかくの」の美しさ

実家へ帰り母の本を漁る。あれれ、こんなもんを読むんだ。出てきた本は中原中也の全集。私も全集は持っているが、これはかなり古いな。編者に中村 稔さんの記載あり。先日、現代詩賞を……。確か九十歳だったような。ん〜、歴史感じるな。初版が私の生まれた年だ。紙が黄ばんでいるのか、インクが薄くなっているのか、少し読みにくいが斜め読みをする。

やはり、中原中也はわかっているんだなあ。『3 評論・小説』の巻であるが文の語尾はダブりが少ない。「てにをはのしかく」のダブりもほとんどなくセンスの良さが窺われる。伝える内容だけでなく、文の構成が美しさを醸し出し読み易くすることを知っている。

最近、芥川賞の本を読んでみても表現の美しさもなく、文の美しさもないものがけっこうある。まあ、底辺の私の言うことだから読み流して下されば良い話だが。でも見えてしまうものは見えてしまうのだから、その様な本は最後まで読めないのである。

偏った私の意見。失礼っ。

#雑記

ワオ!と言っているユーザー

光/影/光/影

スレッド
なぜだろう
夜のひとりぼっち
さっきまでの賑やかな時間は
紺青の空へ昇り雲にでもなったのかい

光と影の影
嫌いじゃないけど
僕が膨らませた声がたくさん
聴こえて来る寂しさがクルクル回って

どっちも僕
すぐ変わるんだよ
光の時間は影の時間を消して
影の時間は光の時間を消しながら進む

光と影の光
嫌いじゃないけど
僕が背伸びした声がたくさん
聴こえて来る虚しさがクルクル回って

なぜだろう
昼の忙しい夢中に
さっきまでの静まった時間は
琥珀の間へ滑り光にでもなったのかい

#詩

ワオ!と言っているユーザー

僕の頭の中では。。。

スレッド
僕は「君の頭の中は幸せだね」とか、
「君の頭の中は平和だね」なんて言われます

これは褒め言葉なのでしょうか
それとももっと物事をしっかり見なさい
と、いうことなのでしょうか
もしかしたら僕のことを羨ましいなんて
思っているのでしょうか
なっ、わけないないですね

どうでも良いんです
なんと言われても良いんです

僕は僕である僕が好きなんです
疑問なんてありません
自分が幸せでないと
誰も幸せになんて出来ません

現実は夢、夢は現実
そりゃ苦しいこと、辛いこと
僕にもあるけどそこで疲れない
生きている逞しさに憧れるのです

そうです
「僕の頭の中は幸せっ!」
「僕の頭の中は平和っ!」
と、叫びたいくらいなのです

#詩

ワオ!と言っているユーザー

書道『桜』

スレッド
書道『桜』




春ですね。。。
『桜』の字を書いてみました!!
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

ぼくと君の石

スレッド
ぼくが河原で石を投げるのは
みんながやっていたから
その場の空気に
合わせている訳じゃないんだよ

わかるかい
ぼくは投げる石自身の運命に
とても拘るんだよ

四角なのか
三角なのか
丸なの
イビツなのか
キレイなのか
軽いのか
重たいのか
それともぼくと同じなのか

投げてみた感覚でしか
その出会いの相手が誰なのか
わからないんだよ

ぼくは何個も何個も投げたよ
でも見つからないんだよ
ぼくの石は

わかっていたんだね

君がぼくに手渡す石は
手の中でしっくりしていたんだ
たぶん遠くまで飛んで行きそうな
そんな予感はあったんだ

ほらね

君がいう

君がぼくを教えてくれる
ぼくも君をよく知っているよ

投げてみなこの石を

ほらね

ぼくがいう

#詩

ワオ!と言っているユーザー

「締め切り」

スレッド
「締め切り」

こんな私にもこのようなものがある。有難いことだ。ネット詩誌 "MY DEAR" の新作紹介への作品投稿分。四週間ごとに締め付けてくるわけだが。。。そんなことを言ったらボスの喝が飛んでくるっ、なんて。

いや、なんだろうこのプレッシャーは。一投稿者だっただけの私にレギュラー的な枠を頂いて、 なんとも恐縮、恐縮、空気の抜けた風船くらいに恐縮だ。

ちょっと、考えてみる……
そのプレッシャーの中には、よほど酷い作品でなければ詩誌に掲載される作品を仕上げなければならないというもの。また、それなりの作品ではイケナイと勝手に思っている自尊心と自惚れのゴチャ混ぜ精神からくる、勝手にプレッシャー。後は自分のブログやホームページではないので、バランスを考えた作品を、? まあ、そのバランス力はもともとないのだが……

「締め切り」
なんだか、カッコいい感じがしていたけどそうではなかった。「メチャメチャカッコいいぜ、締め切り」って感じだ。これでなくちゃ進歩はない。この機会を大事にしなくては、詩によっての私の成長などない。だから「メチャメチャカッコいいぜ、締め切り」。

てなっ。
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

のって

スレッド
捻りもない言葉……
春の風

ぼくのカラダは
吹かれ舞って
どうしよもないを越えた
ふあっとした気分さ

ああ、見えているよ
仲のよい猫ちゃんたち

初々しいカップルが
手を繋いでいるよ

そんなに勢いよく
子どもはだれを見て走って
ニコニコしているのだろう

友だちだろうか
お母さんか
お父さんか
兄弟だろうか

幸せな時間はキラキラして
ぼくをどこまでも連れて行く

春の風

別れの向こうに希望があって
ぼくは今
どこまでも吹かれ舞って
どうしようもないを越えて行く

#詩

ワオ!と言っているユーザー

ポエムタイム/ああ、仕事五分前だ。。。

スレッド
右から左に流れれば
右から左に歌うひと
左から右へと歌うひと
あるいは上から下へと歌うひと
もしかしたら下から上へと歌うひともいるかもしれない

そこが詩の面白いところだ
わけわからなくなってしまうと表現が自由になる
その感覚を大事にすると心にいい感じで隙間ができ
そよ風が抜けたりするのだからやめられませんね

あと十五分で仕事の時間なのに
桜の花びらが一枚
気持ちよさそうに飛んでいるのだから

そよ風を感じて詩を認めブログに投稿!

#詩

ワオ!と言っているユーザー

一個という新天地

スレッド
久しぶりに勢いのある詩が書けた。自分でもこれは一体なんていう詩なんだ、と思ってしまうくらいに意外性に驚く。読者は笑うか沈黙するかだろう。しかし、この表現しきれた感じをどう伝えたらいいのだろう。自己満足をすでに越えていて、超えているって感覚だ。自分の知らない自分に出会う時、詩を書くために呼吸をしているんだ、と強く思う。最上級の幸せってやつだ。

それでも詩をいつでも捨てれる覚悟はある。書けるうちは書く。もし書けなくなった時に哀しみではなく、喜びであるくらいに毎日を詩に打ち込む。媚びるな、詩にも媚びるな、それが俺の新天地的覚悟だ。

詩の後に何かあるとしたら、何があるのだろう、なんて野暮なことは考えない。生きる力は自分という作品の表現だ。モノに近づくことが人間にとって自然体であるような気がする。別に心を売るということではない。一個になることである。

納得いく詩が書けたというのにまた難しくなってしまう。まあ、これも一個になるための精進なのだろう。


#詩

ワオ!と言っているユーザー

平に反射する喜び

スレッド
蔑む内に安心を得る
儚くも拙く冷たい青の心情に
あなたは近づいて微笑み
パンを半分にしてさし出す

貧しさから飛び立つ心
存在の価値と喜び
温かな時間は輝きを放つ
初めて知る奉仕の心

もし僕のポケットに
数枚のコインがあるのなら
僕以外の存在への喜びを想像しよう

その喜びがなにより
生きているってことに気づく

そんな幸せになる話を聴いたんだ
君も聴きたいだろ
今度一緒に聴きに行こう
けしてお金の話じゃないよ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

これまでと言う花

スレッド
「それまで」と言われ
「これまで」と死んでゆく

君は僕のことを残念な奴で
花咲く前に朽ちたと思っている

花咲く意味を知らぬは悲しいこと
光ばかり見て影でこっそり
伸びやかに咲き誇っている姿を見落とし
ああ、もったいない

「これまで」と言う花の名も知らず

#詩

ワオ!と言っているユーザー

好きな言葉ちゃんぽん詩

スレッド
好きな言葉を集めたら
どんな詩になるのだろう

ふわふわ青
あなたの元気は僕の元気
イメージは気楽
鋭く刺すような心の矢印
ボロボロ黄昏
所詮ゼロでいいじゃん
裸の王様
人生山あり谷啓(ガチョーンのオジさん)
バスケ部、野球部、ペッパー警部
浅葱色の君
美しい妊娠線
イマジン
暇人的贅沢
物足りない心情の叫び
負の癒し
感情七味
鮮やかなこんちくしょう
俺って誰?
芸術は爆発失敗の人生だ
グラスの底に顔がない方がいい
愛という言葉は吐き出した途端、嘘という言葉に変わる
どうでもいいけどよ、それ美味そうだな
四十一歳の春だから元祖天才ボカボンのパパだから、パパだから

こんな詩になった
自分でもよくわからないが
悪くないと思ってしまう自己満足に酔いしれる

#詩

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若気の討論

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二十代の頃
友と「本物」の存在について
ああでもない、こうでもない、と
討論になった

彼は本物なんてない派
私は本物あり派
けっきょく、どっちでもいいじゃないか
そんなところには落ち着かなかった

彼は本物も偽物もないだろう
音楽でも詩でも受け手次第なのだから
ましてや上手い下手より
好みの世界なのだから、と

私はこりゃ凄えなあ
そう思うものが本物で
それ以外は偽物だ、と

意外と表現の作品位置というか
価値観が違っていると勝手に感じた

たぶん彼の懐は広く浅く
私は狭く深いのだろう、と

違うから面白かったのかもしれない
だけど彼はそれから私と絡まろうとはしなかった
自分の世界を構築して行きたかったのだろう
そう思ったに違いない、と

そして三十年がたち
本物について考えてみたが
「偽物」と言ったのは若さだったのか
傲慢な考え方をしていたようだ

彼は「好み」という言葉を使い
私は「本物」という言葉を使った
ただそれだけのことを今さらながら気づく
熱き若さは時に恥ずかしかったりするものだ

#詩

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太ももオンザ猫ちゃんワールド

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ぼちぼち寝ようか
そう思ったけど
なんだか今は動けそうにない
猫ちゃんが気持ちよさそうで
人ちゃんはしばらく詩を書いている

まあ、そのままの状況を
実況中継するような詩なのだが
なかなか太ももあたりは
温かくて心地いいくらいだ

この猫ちゃんを
予防接種へ連れて行くと
「君は変わった顔をしているね」
なんて獣医さんに言われたけど
それが可愛いいのだから
人ちゃんとしては愛着がある

でも猫ちゃんにも暗い過去
飼い主がいないと殺処分
それじゃ居た堪れないと
連れて帰ったのである

犬ちゃんがちょっと前に亡くなり
もう動物は買わないと思っていたのに……

よかった
うちに猫ちゃんが来て
けっきょく家族はみんな猫ちゃんに
癒されているのだから

さてさてどうしよう
人ちゃんは
お風呂に入らないといけないし
お布団に入らないといけないし

そうなんだけど
人ちゃんが今
一番癒されているのだから
しばらくこのままでいよう

じゃあ
次の詩に行こうかな

#詩

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ポン酒を有り難くいただく

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ポン酒を有り難くいただく


昨夜は居酒屋に(すみません、詩のブログでない感じの投稿が続きまして……)。
日本酒を飲もうということで店員さんに聞く。
「この一ノ蔵さんのお酒は、今夜限定ですよ。たいへん美味しいです。実はこのお酒は、一ノ蔵さんの儲けがなくすべて寄付されています」と教えてもらった。
なんとも素晴らしく粋な酒蔵「一ノ蔵」さんなのでしょう。
もちろん、美味しくいただきました。
まだまだ、復興途上なのを忘れてはいけませんね。

#雑記

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被災/経験/調査/研究/開発/実装へ

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被災/経験/調査/研究/開発/...


被災地でのストレス度を調べるのに採取し易い唾液が有効的であるという。すでに唾液アミラーゼモニターなるものが存在する。ストレスが急激にかかると身体を防御しようとアミラーゼ等が増え、その数を調べストレス度が確認できる。今は、そのストレス評価法の開発が進められているらしい。このことにより、被災地でのストレス障害に有効な治療ができるようになるという。

震災を経験、防災からの未来フォーラムということで、辛い過去があるが確実に前へ進んでいる分野を糧にすることも大事であろう。後ろを忘れず前に歩く。

#雑記

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世界防災フォーラム

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世界防災フォーラム


世界防災フォーラム/防災ダボス会議@仙台2017
スイスのダボス会議と連携して防災の具体的な解決策を創り出すフォーラムがある。世界へ「BOUSAI」の浸透を目指すという。

実践的防災学でのお話を拝聴。
一本のマグロが食卓に並ぶには、解体する「技術」が必要である。火を使わずに電子レンジを利用する調理には「発想・想像」があった。防災学にも「技術・発想、想像」が必要であり、科学的知見から社会実装となる体系化と教育が重要。
うんうん、なるほど。詩の世界でも「想像・技術」は必要であろう。

#雑記

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救州ラーメン

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救州ラーメン 救州ラーメン 救州ラーメン 救州ラーメン

防災シンポジウムのお昼休憩時間ということで、
福岡から来たラーメンチームの
『救州ラーメン』をいただく。
五百円で豚骨ラーメンを満喫、ご馳走さまでした。

展示場は賑わっていました。
災害、防災に興味をお待ちの方が多く
あらためて日本は地震等の自然現象と共に生きる民族だと。。。

#雑記

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IRIDeS(イリディス)のロゴマークについて

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東北大学災害科学国際研究所、通称IRIDeS(イリディス)。そのロゴマークが深い。「災」の字を反転した文字になってあり「禍を転じて福と為す」から「災害転じて……」ということなのだろうか。

詳細はこちらへ (ちょっとスクロールして下さい)

http://irides.tohoku.ac.jp/outline/index.html

#雑記

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熊本地震はなぜ起こるのか

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熊本地震はなぜ起こるのか
「熊本地震はなぜ起こるのか」

東北大学災害科学研究所の説明によると、九州は北と南に陸がそれぞれ引っ張られていて、今も一年で2㎝ほど動いているそうだ。いずれは九州は二つに分かれてしまうと言われている。その活動によって起きたのが熊本地震であるという説明であった。
この地震により、今まで分かっていた活断層以外が多くあるということを知り、今後の調査・研究を進めていかなければ、というお話が聞けた。とても分かりやすく納得するのであった。

#雑記

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仙台防災フォーラム2017/仙台国際センター 到着

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仙台防災フォーラム2017/仙...

いざ、『仙台防災 未来フォーラム2017』というわけで、ホテルより現地へ歩いて行こうとしたが、時間がギリギリということでタクシーを使う。そのお陰でタクシーのドライバーさんより話が聞ける。「釣り好きで、千葉からこっちに来たんだけどね。震災でやられてしまった。怖くてねえ、今は田舎の方に引っ込んで一時間以上かけて仕事に来ているんだよ。震災後は取材班のタクシードライバーを半年したよ。取材班の人達は現地の人でないから、食物の買い物も控えてくれ、と言われていて私もそれに付き合ったから、毎日カロリーメイトと水の小さなペットボトルで腹を空かせて仕事してたよ。みんな人生が変わってしまったよ」と震災での声が聞けた。しみじみと六年か、と話されていました。
また、釣りが楽しめる時が来るといいのだが……。

#雑記

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仙台へ

スレッド
仙台へ


三月十一日、新幹線にて。

「仙台防災未来フォーラム2017」が仙台国際センターで行われる。私もそちらで震災についての理解を深めるため、展示場へ足を向けている。震災から六年、被災地の方からすれば七回忌ということになるのでしょう。今、どの様な思いで過去と未来を見ているのだろうか。心中は私の様な者では、その悲しみや辛さの感情の尾すら触れることが出来やしない。その私の空洞化している処に、埋めなくてはならない思いがあるはずだが、時間が過ぎて行けば空洞すら消えてしまいそうだ。見つめ直そう。

そんなことを考え、仙台に向かう。新幹線のホームから見える夕日は、背中を押していた。
(明日、展示場での様子をアップする予定)
#雑記

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幽霊桜

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ハートの手をいくつ差し出し
今年最後の狂い咲き

なるべく多くの野望を伸ばそう
強引に挑んだ数は裏切らない

影響のピンクは自己満足
浸透のピンクは浮遊思考
燃焼のブラウンは匍匐斜進



空洞化の果て
身体は風に反響しながらの
泣きながら笑う

伐採される存在の行方から
佇んでいたその場所を
鳥瞰しようとする目はもはやない
想像の耳が有るだけだ

ただ救いなのは「無」ではく
「虚無」という
咲いていただろう
時間をまだ持っていることだ

#詩

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なんだか新しいぜ!

スレッド
おはようのポエムは
朝から光が凄くて
眠いけどなんだか
うひゃー
って、感じ

えっ、どんな感じ?

いい感じだよ
だって昼が古くなり
黝ずんでしまい
月や星が頑張っても
浄化不足だったから
ぱっと新しい光に包まれら
なんだかいい日
って、感じじゃん

まあ、俺自体は
新しくなっているのか
わからないけど
気分は軽めになっている

さあ
どんどんポエムするぞ!

さあ
どんどん愛そうぜ!

さあ
どんどん歌おうぜ!

さあ、さあ、さあ、始まるよ!

#詩

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べつにどうでも良いけどあんたはわたし

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自分が可愛いほど
「わたしは可愛くない」と思いたがる
べつにそんなことどうでも良いけど
ちょっと気になったからさ
呟いてみたよ

まあ、自分が可愛から
いろんな悩みが湧いてくる訳さ

そんなことよりひとに
「あんた可愛ところあるじゃん」
それが言えないようじゃ
「狭くないかい、あんたの世界」
って、感じじゃないかい

裏切られたとか
ひとが信用できないとか
そんなことばかり
もう聞き飽きてしまったよ

「でも、わたしどうにもならないんです」
そんなことを言っても
「可哀想だねあんたは」
なんて同情はしない
あんたの心は可愛くないから

自分が可愛いほど
「わたしは可愛くない」と思いたがる
そんなあんたはやっぱり可愛くない

でも、良いんじゃないか
それがあんたの生き方なんだろうから

#詩

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背走する叙情

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朝からYさんの詩を読む
ファイティングポーズをとりながら
攻撃の言葉は自分への最大の防御になり
それでいて
もしパンチが来たのなら
避けずに「試してみろ」と
聴こえてくるような気迫を感じた

古巣の高知を離れ
失踪、疾走し捜索願も出され
飛び出した先は表現の世界
そこで戦って来た詩人なんだろう

たぶん詩を書くことにより
殺されてしまうことがあっても
本望だと
その日を生きているように


Yさんには三人母親がいるらしい
生みの親、育ての親がふたり

そして
三人の母親を介護するために
埼玉を離れ高知に帰るそうだ
そのことを「背走する太鼓」という
作品で表現している

古巣の太鼓が聴こえて
(自身の感情を叩く響きなのか)
引っ張られるように背走して行く
そのYさんの動向がやけに気になる

詩は書き続けるのだろか
それとも表現する意志をすべて
埼玉において行くのか


やけに気になるのは
自分と重ねながら考えてしまう
ファイティングポーズの詩人だから

「俺にはファンがたくさんいるんだ」
そう言って巻き込んでしまう
Yさんによる
最後の朗読会を楽しみにしている

#詩

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虚言朗読会/えっ、最終回なんですか?!

スレッド
虚言朗読会/えっ、最終回なんで... 虚言朗読会/えっ、最終回なんで...

先日、詩人会で知り合った詩人さんから詩誌が送られてきた。なんて嬉しいことだ。インターネットによるデジタルメールとは違い、郵便で送られた冊子というのはなんとも人間味を感じられる。
これからじっくりと拝読しようと思っているが、読むのが勿体無いというこの気持ちは遠足の前日みたいな心境だ。楽しむ前のプレリュードは、とてもワクワクとした旋律で弾んでいる。

というわけで、山岡 遊さんと萩原 章さんの詩誌が手元に。感想は四月の詩朗読イベントでお会いできるので、その時にお伝えしよう。
四月一日。山岡さん主催の『詩の虚言朗読会』が楽しみだ。たぶん、妙な(文学的)朗読会なのだろう。ちょっと怖い気がするが、オープンマイクありなので私も特攻しようかな、なんてちょっぴり思ったりして……

アナログチック、 なんか人間味が感じられて濃くていいなあ。。。

#雑記

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ブログの糧/アクセス数

スレッド
ブログの糧/アクセス数
『詩は元気です☆』にご訪問の皆さま、いつも誠にありがとうございます。ブログアクセス数の一万刻みで、ご報告させていただいています。この度は、五万アクセスになりました。数字なのですが、これがとても励みになって、私の詩を投稿する喜びとなっております。感謝、感謝です。
皆さまが元気になるような詩を書いてアップしようと思っているのですが、なかなか私の力量不足で拙い詩になっていますが……。もっともっと、精進してまいりますので、今後もお付き合いいただけると幸いです。

ブログを開設してもう時期七ヶ月、私の詩に関わる環境も外へと出向き変わってまいりました。詩作はもちろん、詩のイベントなどもご紹介できるようにアクティブに盛り上げたいと思ってまーす!
よろしくです。。。

#雑記

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春の風景に

スレッド
そろそろ
自分のいなかった風景にも
慣れていかなければなりませんね

ではでは
今いるここで世界をひろげて
新しいことを始めましょう

とは言っても
世間で新しいことじゃなくても
僕にとっての進歩が大事なのかな、と
思ったりするのです

うんうん
あなたのように
僕も頑張ってみようかな、と
最近は思えるようになりました

あなたが今でもどこかで輝いている、と
想像するとなんだか青空から
力をもらえてくるのです

僕とあなたを比べて追いつこう、と
頑張ろうとは思いません
ただ、あなたが放った輝きのように
自分も誰かのためになればと
最近は考えたりしています

あなたと出会えて
僕は少し変わってきたことを知り
とてもうれしくなるのです

ありがとう、素敵なあなたへ

#詩

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どこへ行ったのカメさん

スレッド
こうらのはじに穴をあけて
つり糸でむすんで
よくさんぽさせたのに
ぼくにふまんがあったのかい

手のひらより大きくて
すごい力があるカメさん
まい日、目がさめると
エサをあげながら

学校から帰ったらあそぼうね

そう言ってべんきょうも
がまんすることができたのに

どこに行ったのカメさん

雨のふる日に
草のいっぱいしげった
あき地に大きな水たまりができて
ぼくはカメさんが
よろこんでくれると思って
そこでぼうけんさせたんだ

カメさんはグングン引っぱって
まいていたつり糸をほどいて
どこまでも自由にさせ
長い時間あそばせたんだ

ぼくはカサをさしていたけど
足はビショビショになってしまい
もう帰ろうと思ったんだ
そして、つり糸をクルクルとまきもどした

だけどいつもの
ぼくをひっぱるカメさんの力がなくて
糸がとちゅうでなくなっていたんだ

おーいカメさん
どこへ行ったんだよ
かくれていないで出てきてよ

雨の中で
ぼくはずっとカメさんをさがした
どこまで行ってしまたんだ

もう明日
探しましょう
カゼを引いてしまうわ

お母さんの言葉でぼくは
少しいやなかんじがしたけれど
もうカラダがさむくて
その日はカメさんを探すことはあきらめた

それから一週間がたって
水たまりの水がなくなってしまったのに
カメさんは見つからなかったんだ

ぼくはカメさんを守れなくて
くやしくてくやしくて
くやしいのに涙がでてきたんだ

どこへ行ったのカメさん

ぼくの悪いところがあったら
ちゃんと直すからさ
おねがいだ、もどってきてよ

ねえ
どこへ行ったのカメさん

ねえねえ
どこへ行ったのカメさん

#詩

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朗読の練習。。。

スレッド
昨夜は朗読の練習に励む。家族からしてみれば、いきなり父ちゃんどうしたんだ? って感じだろう。詩を書くならば静かな父ちゃんだが、感情を入れて詩の朗読をしているだからいつもと違う。
そして、その音声を録音して聞いてみる。それににしても酷い朗読だ。感情をどんなふうに言葉へのせて表現すれば良いのか、悩んでいる様子が声に出ている。また、ゆっくり読むのはかなり難しい。早く読むとほぼ棒読みなってしまう。ん〜、この詩の場合はゆっくりと読まないと雰囲気が伝わらない、難しい方だ。
ただ、感情を飾らず素直な言葉にすれば良いのだが、屈折五十年、表現は詩を書くことに偏ってしまい実際に声で伝えることが……

まあ、朗読するにあたって考えることが多い。いや、何も考えないない方がよいのかもしれないが。

とうぶん五里霧中な感じだか、まあ声を出して何回も読むしかないようだ。

頑張ろっ。
いつしか朗読をアップできる日を夢みて。。。

#雑記

ワオ!と言っているユーザー

男の更年期

スレッド
不甲斐ない自分の背中は
どんな顔をしているのでしょう

何が情けないか具体的には
思い浮かばないのですが
どうも何だかおかしいのです

そんな年頃なのでしょうか
呑気なことを言っているかもしれません
でも
どうも何だかおかしいのです

親父が言っていた

ふと何処かへ行ってしまうような
衝動に駆られることがあるんだ
俺みたいな歳になると

その頃の親父と同じ歳ほどに
私もなったのでしょう
悩みと言う悩みはないはずなのに
どうも何だかおかしいのです

自分の精神と哲学が絡まって
難しく考えていたことが
急に軽くなってしまい浮遊している私って?

そんな感じでしょうか
これでは理解してもらうのは
難しいと思いますが
どうも何だかおかしいのです

すみません
こんな訳のわからないことを
詩にしてしまって

でも
どうも何だかおかしいのです

#詩

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同志よ、お元気でしょうか?

スレッド
お元気でしょうか?
入院されて手術すると聞いていたので
そんな訪ね方も失礼ですね

お身体がきついのなら
もちろんスルーしてください
お身体がいちばん大事ですから

こんな詩をアップしてしまい
ほんとうに申し訳ありませんでした
ただ、どうなされているかなあ
やはり気になってしまいます

以前のあなたの「一分間の電話」
という御作が強く印象に残っています
手術をして五年が経ち
突然に執刀医から電話があり
「五年が経ちましたね、もう大丈夫です」
と、なんて心ある言葉が届いたのだろう
そんな素晴らしいあなたの御作を思い出します

そして、また入院して手術をされるという
ネット詩誌の掲示板へのご報告
やはり詩を書く仲間のひとりとして
あなたが絶対に復帰すること
それは私の我儘な願いなのでしょうか
いえ、皆さんが願っているはずです

ゆっくり身体を労ってください
急がず焦らずに
詩はいつもあなたのそばで力をくれるでしょう
考えることが詩なのですから
たぶん考えることはできていると信じています

私はいつまでも待っていますよ
ずっと待っていますから
ゆっくりとゆっくりとゆっくりと
病院の窓から青空が見えているといいですね

#詩

ワオ!と言っているユーザー

朝に感謝し頑張ります

スレッド
腰にコルセット
右肩に吊るすバックには
iPadと湿布とロキソニン
いつものアイテムだ
今日も身体の悪ガキどもが
悪戯しないようにと
携帯するお守りのように

それにしても朝は良い
病気をするまでは
眠くて気怠いだけの時間だったが
今は立ち上がってしまえば
今日も何かが出来る
その充実を得られたのだから
目をしっかりと開けてと思える

やらされているのではなく
やっている今日

電車では好きな詩を書いている
先週は二度も降車する駅を通過
一度その世界に入ると時間も忘れる
引き返すロスタイムに苦笑い
そこは許せる自分だったりする

俯向く姿勢は良くない
iPadを少し高く持ち首を上げる
ガリガリガリと音を鳴らし
逸らす頸椎付近の信号が足の先まで
糸電話のようにモシモシと話す
注告ありがとう気をつけます、と
返事をしてみる

さてさて
一作品の充実を得ようとしている
ここに生きている証を得て
今日も感謝を忘れず詩以外でも頑張ります

#詩

ワオ!と言っているユーザー

いつその日が来ても良いように

スレッド
また握力も落ちてきたようだ
頸椎症と共存して四年
脊椎年齢は八十歳ってところか
手術して完治するわけでなく
病気の進行を止めただけなのだから
実年齢は五十歳だが
横になったら身体はかたまり
唸りながら立ち上がる

自分には時間がない
そう感じることが多くなった
繋ぐように仕事をこなし
生き急ぐように詩を書いている

砂時計の残りの砂を想像しながら
日々をなるべく無駄なく燃焼し
いつその日が来ても良いように
悔いなく過ごすしかない

もう覚悟はできている

今書ける詩を今書くだけだ
時間がないと思えるから
そこに充実を見つけることができる
この幸せを味わって生きて行こう
悔いのないよう詩を書く幸せに感謝

もうそれだけで充分だ
自分に偽りないことを誇りとして

#詩

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迷う夢

スレッド
昨夜は青年が旅に出る話を書き終えたのちに眠りにつく。すると、その話に類似した夢を見ていた。目が覚めてそのまま夢の内容を書き留めておこう。

なんだか電車の中で忙しい。もう降りないといけないようだが、鍵付きのロッカーに荷物が入っていて、鍵を解除しそれを取り出すのに慌てている。ああ、もう時間がない。手に取ったビニール袋を持ち出し電車から飛び降りた。なんとか目的の駅に降りることができた。改札に向かいスイカを出そうとした時に気づいた。貴重品を入れているバックを忘れてしまった。やってしまった。何で一番大事な荷物を持ってこなかっただろう。財布とiPadが入っているというのに。仕方ないので駅員に聴いてみた。「さっき乗っていた電車にスイカを忘れてしまったのですが、どうすればよいですか?」と。駅員は「では、これを持って線路を歩いてください。それで大丈夫です」そう言って縦1メートル、横50センチくらいの白い板を渡した。駅員に促され線路に降りる。仕方なく私は線路を歩き出した。

薄っすらと雪が積もっていた。私の他にも歩いている者がいた。子ども二人と父親。雪を握り投げ飛ばしている子どもの。いったい、この家族は何をしているのだろう。やはり電車に大事な忘れ物をしたのだろうか。しかし、私のように白い板は持っていない。それに慣れた感じで線路の上を歩いている。
ふと、白い板に何が書いているのかと思い見てみた。赤で文字が書いてあるのだが、私の目がおかしいのか何が書いてあるのかわからない。たぶん、この人が忘れ物をしています。荷物を渡してください。と、荷物を持ってきてくれた方がわかりやすいように書いてあるのだろう。

しばらく歩いているとあの家族たちもいなくなっていた。そして、線路もなくなり昼間なのに少し暗い坂道を下っていた。これでは、荷物を渡されることはないだろう。しかもすでに白い板も持っていない。私はこれからどうすればいいのだろう。……とりあえずさっきの駅へ戻ろう。ちょうど中年男性が二人、向こうから歩いてきた。「あの、駅はどっちですかね?」と、訪ねてみた。すると、「駅? この辺にはない。ずっとあっちだな。二日くらい歩かないと」そう言われた。えっ、そんなに遠くまで私は歩いてきたのだろうか。おかしい、これはおかしい。夢ではないか………

そんなところで目が覚めた。ああ、なんだか疲れてしまった。「迷」と題目を付けたくなる夢だ。この夢を分析するとどういうことが見えてくるのだろう。ただ荷物がないという不安の夢だろうか。
その前にトイレに行こう。迷わずに行けるはずだ。

#詩 #雑記

ワオ!と言っているユーザー

旅立ち

スレッド
「行ってきます」

僕は部屋で父の弾くギターの音色に紛れて言った。愛はきらめきの中に、っていう曲だったろうか、なんとなくせつない親心のようなものを感じながら玄関の向こう側へ。言葉少ない父はいつも悲しげな背中を見せていた。それは母が亡くなったからだろう。そして、僕が出て行ってしまった空間でこれから何の曲が流れるのだろう。聴きたくなった時には父に電話をするに違いない。「最近はどんな曲を弾いているんだい」と。

小さな世界から飛び出したかった。父に遠慮している自分も好きでなかった。

だから僕は旅に出ることにしたんだ。そのことを父に告げる。父は「ああ」と言った。らしい言葉に「そう」と返事を。いつもながら呆気ない会話。十八年も一緒に暮らしてきたのにどこまでも限りなく他人に近い親子だ。それでも僕は父に感謝をしている。叱らない、束縛しない、傷つけない。楽しい家族ではなかったが、愛は感じとっていた。ものごころのついた頃から食事をきちんと作ってくれた。凝った料理ではないが、そこには息子を思う気持ちがあった。今までありがとう。

列車の窓から田園の風景が流れる。ふと、あらためて僕は何のために旅に出たのだろうと考えた。二人という最小限の家族から離れ、ひとりになることの意味があるのだろうか。これから知らぬ土地で世界を感じてみようと思っても、たぶん自分の世界を歩いてしまうことになってしまうのではないか。でも、僕がどんな人間なのかもきっとまだまだ解ってはいないんだ。やはり、旅が必要で父からまずは離れないと何も始まらない。

最初の街にやって来た。空はいつもより広く、僕がどんどん小さく思えてくる。そこは初めて踏み込んだ知らない世界。ここから歩いて行こう。

「すみません、住み込みでアルバイトのできるところを知りませんか」

#詩

ワオ!と言っているユーザー

月・赤とんぼ/三木露風

スレッド



雪ふりぬ絶え間もなく、
雪ふりぬいともわびしら。

夜の「時」はかくて近づき
そこはかと木により枝より
悲しげに粉雪に落つる。

凍えたる小鳥の翼を見よ
あふぎ見よ、大木の灰色の欺きを。

いつしか淋しげに月に輝やき
地平より色褪めてうかがひのぼる。
ちからなきためいき……
一物もなき冬の夜に
あはれにも、うかがひ寄る月のこころ。





赤とんぼ


夕焼け、小焼の、
赤とんぼ、
負われて見たのは、
いつの日か。

山の畑の、
桑の實を、
小籠に摘んだは、
まぼろしか。

十五で姐やは、
嫁に行き、
お里のたよりも、
絶えはてた。

夕焼け、小焼の、
赤とんぼ、
とまっているよ、
竿の先。


✳︎實(実・み)


#詩

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白壁(しらかべ)・望郷/島崎藤村

スレッド
白壁(しらかべ)・望郷/島崎藤...
最近は明治頃に発表された詩作をおもに図書館で拝読。ハマっているのは島崎藤村。本名は春樹らしい。島崎春樹、いいのに。島崎藤村(とうそん)を子どもの頃は「しまざきふじむら」、だと思って苗字苗字みたいだなあ、なんて思っていたけど。。。やはり、藤村は言葉の使い方が綺麗だ。三角眉に丸眼鏡だが、容姿と作風のギャップもまた面白い。ああ、怒られそう。誰に? では、著作権も切れているので作品をアップしてみよう。





白壁


たれかしるらん花ちかき
高樓(たかどの)われはのぼりゆき
みだれて熱きくるしみを
うれしいでけり白壁に

唾にしるせし文字ならば
ひとしれずこそ乾きけれ
あゝあゝしろき白壁に
わがうれひありなみだあり





望郷
寺をのがれいでたる僧のうたひしそのうた


いざさらば
をこの世のわかれぞと
のがれいでゝは住みなれし
御寺の藏裏(くり)の白壁の
眼にもふたゝび見ゆるかな

いざさらば
住なば佛のやどりさへ
火炎の宅(いえ)となるのを
なぎさめのなき心より
流れて落つる涙かな

いざさらば
こころの油濁るにも
ともしびたかくかきおこし
なさけは熱くもゆる火の
こひしき塵にわれは焼けなむ





藤村は恋に生きるひとなのだろう。恋の遍歴も逸脱的だ。兄の娘とも関係をもってしまうほど。そのエネルギーを綺麗に詩にしてしまうのだか、なんて自己防衛と描写力を備えた才能の持ち主なんだ。好きな人間ではないが、才能は尊敬してしまう。うーん、してやられているのか。。。

#雑記

ワオ!と言っているユーザー

スレッド
インターネットのニュースでX JAPANの映画についての記事を拝読(X JAPANの音楽は聴いてこなったが)。YOSHIKIさんが語っていた言葉はとても素敵だ。

「僕は生きていることが奇跡だから…。ファンの人たちに頂いた第2の人生、第3の人生だと思ってるんです。怖いものは何もない、明日死んでもいいというくらいに思ってる。でも、頂いた人生をちゃんと全うしてファンに返したい。映画に秘めたことは“不可能なんて何もない“ということなのですが、それをどこまでできるのかな…と思っています」

ひとは誰かのために成長して行こうとすることが、幸せということなのだろう。


#雑記

ワオ!と言っているユーザー

超人以前の人以前の

スレッド
惜しみなく捧げる矢印のように生きる人
いや、もう人生と言えない世界で
奉仕の心は超人化し人として浮いている
いや、しっかりと歩いているのだ

僕はまだ歩いてもいない
ましてや生かされているとも言えない
それでも生きていたい太陽に向かうような原動力
死ぬ前に一歩でもいいから踏み込まなくては
追われているものの問いすら見ることが出来ない

複雑に絡まる自我の蜘蛛の糸
ひとつひとつ解く思考で始めなければ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

雑念なき文藝

スレッド
どこかで作品が読まれ
それで賞が頂けたのなら拒まない

だが自分から賞を貰うことも念頭にあって
作品を送りつけるのは
何だか違うような気がする
そこまで自分の表現をアピールすることに
純粋な意志を汚してしまう

そういったものは
後からついて来るものであってほしい
特について来なくても良いものであってほしい

作品との出会いは自然で
素晴らしい景色と遭遇するように
偶然の微笑ましい純粋が入っていれば
なお素敵なのだから

誰がどんな詩を書いてなんて
消えてしまっても良い
その作品の世界に入り込むだけだ

もし名前を出して表現するとするならば
自分自身が題目になり
生き様が文藝に反映することに終始
捧げられるかどうかだ

自分の作品を読んでほしい気持ちは
生きがいのひとつになるだろう
だが作品に肩書きを添わそうとすれば
一歩先の表現に霞すみながら進み
前に歩いているつもりが
行き先も解らず後退しているようなもの

作品が素晴らしいかは
雑念なくそのひとのものであってほしい

#詩

ワオ!と言っているユーザー

朝の収穫

スレッド
若き頃、詩作の収穫は夜中だった
最近はどちらかと言うと朝
寝起きはボッとしていたいはずなのに
年齢とともに朝型になるのだろう

準備体操はすでに夢の中から始まる
起きているような寝ているような
柔らかい金縛り状態で詩の内容を模索
たぶん眠りが浅くなっているからだ

その柔和な感じがとても作品に反映され
しっかりと考えていないだろうが
自分という中核はある訳なのだから
良い方に傾いたのなら収穫ありだ

なぜ朝の詩作が面白いかと言うと
社会での自分より、自分の中の世界で
作品が吟味され反映されているからだ

ひとはルールに従い順応して生きる
しかし、朝はその地盤から浮いたまま
現実に感じることから少し離れ
感じたいことから自分を発進できる

そして、朝の新鮮さに吐き出す言葉は
汚れていないと言うのが一番の魅力
朝露に触れて感じるような
清々しさがとても良かったりする

#詩

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キ・ラ・ク

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滑り出したら止まらない月曜日
ほら、僕たちはそれでいいのさ
気にすることはない
摩擦のことなんか考えていられない
ツルツル人生のクレイジー加減で

イエッ、イエッ、イエッー
ヤヤヤッ、ヤヤヤッ、ヤヤヤッー


人さし指を天に向けて叫ぶさ
空を突き抜けて真空の言葉は行くさ
月を突き抜け太陽を突き抜け
銀河系も突き抜け
ブラックホールを飲み込むパラダイス

ヘヘヘッ、ヘヘッ、ヘッ
オーイエッ、イエッー、ドスコイッ


軽くて軽くて僕たちは浮いちゃう
なあ、そうだろ、どこまでも
正解はハッピーの中の
ケラケラしたムーブチャチャだろ
そうそう、それっ、ピンポーン

エブリィ、チャカッ、チャカッ
エブリィ、チャカッ、チャカッ
オチャラカ、ホイ、ホイ、ホーイッ


となっ

#詩

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アゴに

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「おヒゲが」

昼食はいつもサラダ
食べ過ぎると眠くなるし
ダイエットも兼ねて
ちょっぴり味気ない感じで

さあ
あと半日をがんばろう
そう思った時に
そのひとは優しく言った



「キャベツが」

なんて言われたら
笑えるけど
なんか恥ずかしくなるだろう

相手を思いやる一言
ちょっとした言葉遣いで
こちらの気分はずいぶんと変わる



そして
恥ずかしいことはなく

「ありがとう」

その言葉を言えた幸せを感じて

「がんばろっ」


#詩

ワオ!と言っているユーザー

温もりから

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再び手が重なり合えば
忘れていなかったその温もり


容易く僕を捧げるような日々
そのフィールドで疲れ果てることは
あなたにとっても
僕にとっても良いことではなかった

犠牲にする毎日は
何も答えを見出すことがなく
回避することで潰れぬよう
旅に出て何かに近づきたかった


僕はどこまでも歩いた
あなたから遠ざかると遠ざかるほど
近づいてゆく心の不思議
自分が見えてくる不思議
あなたが見えてくる不思議


あなたらしいあなたの手と僕らしい僕の手
幸せになろうとするところから進もう
それを忘れないように

旅は教えてくれた
手の温もりの優しさとほんとうの強さを

この先にも苦悩はやってくるだろうけど
日々の旅に深呼吸をしながら
自分を見失わないように
あなたを見失わないように
小さな幸せにも微笑むことができるように

#詩

ワオ!と言っているユーザー

雨の誘い

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雨粒が葉を揺らしても
とても静かです

その景色に
僕は耳を傾けています

過去の想い出
どこかの安らぎに手をのばし

僕は淑やかに
なっているのかもしれません

少し斜めの銀色にのせられ
そんなことを呟いて
どこまでも落ち着いてゆきます

幼き頃からの
心に揺れるオルゴールを感じて
誰もいないここで
優しいひとを遠くに見れば
なお景色が揺れます

僕の好きな世界
頬に静かに雨が添っても
少しも哀しくはありません

雨に包まれて……

#詩

ワオ!と言っているユーザー

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