感情は言葉となって踊りだし 賑やかに上昇すると いくつかの雲になります その雲の名前は連 いくつかの連が 空を流れて行きます 太陽はタイトルになり 地上から眺めると 詩が仕上がっています みんなの詩が暮れる頃には 月のあとがきが現れ 一冊の詩集になります 夜の風が吹き始め 湿った匂いがすると 詩集の雨が落ちてきます 水たまりは本棚になり たくさんの詩集を収めながら 水かさが増して 湖の図書館になります 世界は詩集の図書館で栄え 僕らの住む地球は 豊かな詩球になるのです