春の雨はバイクで
4月
5日
雨は子どもの頃から好きだった
家に守られトタン屋根を弾く雨音が
とてもしんみりしてずっと聴いていたかった
桜の頃は雨が多い気がする
バイクを走らせるには準備が多い
カッパ、グローブ、ブーツに防水スプレー吹きかける
そして自分が濡れるよりバイクの錆が気になる
車体全体にシリコンスプレー
サイドバックに防水カバーを被せやっと走りだす
視界の悪さ、湿ってくる手の冷たさ
車からもバイクが見えにくくなっている
一番怖いのはマンホールの蓋が
滑って転けろ、と言ってくることだ
それでも雨が好きでバイクが好きなんだから
そりゃ最高のシュチュレーション
満開の桜が雨に打たれ
湿った桜吹雪に路面は花びらが浮き
しっとりとゆらゆらな景色
雨が直接に身体を叩く響きに癒され
ずっと走っていたい
雨のバイクは危ないと言われるが
速度を落とし自分を守る
危ないという集中力を研ぎ澄ませながら
楽しむ楽しむ雨、桜、雨、桜ふる道を