どこ行くあいうえお 君の右手 僕の右手が繋がり 反対に歩き出すかきくけこ 力比べでさしすせそ 痛いと言う君はたちつてと ごめんと言いつつ 引っ張り合うなにぬねの 僕の負けだよはひふへほ 離したまみむめも 吹っ飛ぶ君がやいゆえよ 怒って向かってくるらりるれろ おもいっきり頬を叩くわいうえを ん
残りの人生、長いか短いかも知らず、自分がどのように生きていくかを考える時、無駄なんてないと感じ事を行うのは漂流に思え、意味と疑問が湧いたのなら生きる本能と道徳をひとまず仮置きし、既成が空にならないが、同じ事を考える脳に夢を見てもらい隙間を創り、閃きを鼓動に聴くため閉じてみる目と理。
寂しい、を投げたら どうしたの、が返ってきた 大丈夫、を投げたら 本当のことを、が返ってきた ひとりぼっち、を投げたら 友だちだよ、が返ってきた うれしい、を投げたら 私も、が返ってきた 楽しい、を投げたら とっても、が返ってきた 幸せ、を投げたら ずっとね、が返ってきた くすっくすっ、を投げたら くすっくすっ、が返ってきた
君は真っ直ぐを知っている 僕の曲がりくねったを見抜いている お前 ほんとうにそう思ってないだろう 君の詩を読むとそう聴こえる 自分をしっかり持っている その真っ直ぐで たまにブーイングをもらう それでも曲がりはしない 君は僕のヒーローだ
僕だけの奇跡 二作の詩がすっと書けた奇跡 これを奇跡と言わずになんと言う? えっ奇跡という言葉ではなく 大袈裟って言葉がぴったりだって 確かにそうかもしれないけど 奇跡の詩って思った方が気分いいじゃん 自己満だって言うのか君は そう僕は自己満野郎でいいんだ 奇跡って言ったら奇跡だ
変わらない俺は違っていく みんなは上手に生きるから いつまでも泥だらけのままでは 誰もそばに近寄らなくなる みんなと騒いだ 楽しみの過去は寂しさとなった 変えられないのではなく 変わりたくなかった 身体を生かすには過酷な生活 公園の溢れ出る水を 口に含ませ日々を数える 蛇口には髭の伸びた 他人のような顔 孤独が囁き始める お前が選んだ道なんだろ もう変わってしまえ まだ俺には言葉がある 変わらない同人へ叫べばいい 世界はきっと広いはずだ 此処に集まり言葉を刻み 俺たちはもっと違っていく 新天地を創らないか
詩には ギターもなく ドラムもなく ベースもなく 裸で素を晒している ノリの悪いジャンルを やっているのは 自己満だけじゃないし それにピエロを 気取っているわけじゃない このひとりが めちゃカッコいいからさ 詩にはひとりの度胸が試される
あなたは強くて 負けないひとだった だけど弱音を吐くことを知らず 疲れてしまったのね 今は遠くを見ているばかりで あなたは誰になってしまったの それともずっと芝居をしていたの ねえ答えてよ 海の向こうに何を見ているの 私はとなりにいるよ ずっとずっとあなたを見ているから わかったことがあるの 私は弱くてもう崩れてしまいそう でもねこうやってあなたに 涙を流せるんだから大丈夫なの ねえ何を見ているの