ああ このまま目が覚めなくても…… 疲れ果てたのか 生きてきた時間にある空洞が膨らみ 活力を奪っているようだ 心は萎え弧を描き土の冷たさに突き刺して 自分らしさの楽しみを 器の小ささが妥協させてしまい これでいいんだと我慢してきた長年の強さ 今では弱さとなっている 哀れを感じた時に懐かしい草の匂い その涙は言葉で表すことのできない感情と まだ自分というカタチを保つ弛んだ一本の救い 簡単には切れないと思い込むように なんとか繋いでいる日々 過去に諦めた時間が創った空洞 そこを埋める活力を絞り出せるだろうか 我慢弱さを鈍感で投げ捨てて 生きていた証をなるべく誤字のないように 刻み眠りたいのだが……