温もりから
3月
2日
忘れていなかったその温もり
容易く僕を捧げるような日々
そのフィールドで疲れ果てることは
あなたにとっても
僕にとっても良いことではなかった
犠牲にする毎日は
何も答えを見出すことがなく
回避することで潰れぬよう
旅に出て何かに近づきたかった
僕はどこまでも歩いた
あなたから遠ざかると遠ざかるほど
近づいてゆく心の不思議
自分が見えてくる不思議
あなたが見えてくる不思議
あなたらしいあなたの手と僕らしい僕の手
幸せになろうとするところから進もう
それを忘れないように
旅は教えてくれた
手の温もりの優しさとほんとうの強さを
この先にも苦悩はやってくるだろうけど
日々の旅に深呼吸をしながら
自分を見失わないように
あなたを見失わないように
小さな幸せにも微笑むことができるように