最近はよく夢を見る。今朝方も新婚さんの旦那に料理について語っている自分。彼は新婚旅行から帰宅したばかりで「明日から自分が炊事をしなくてはいけない」と言う。 「そうか、お前も大変だな。奥さん、忙しいのだな」と訊くと頷く彼。 「でも、僕も仕事が忙しくて帰りの時間が遅いんです。どうしたらいいですかね」 「ああ、作り置きしておけばいいよ。冷蔵庫はあるんだろ。土日に作っておいて、冷蔵するなり冷凍しておけばいいよ。ご飯はタイマーを使って帰宅時間に合わせてさ。あとはチンだ。私は前の晩にするけど」なんだろう、熱く語っている自分。 「はあ、でも僕は料理できまん」と困った顔で彼。 「おいおい、そこからかよ。インスタントラーメンは作ったことあるだろ」 「ないです」指を絡ませながら、ちょっと情けない。 「参ったな。どれだけ上げ膳据え膳で生きてきたんだよ。仕方ないか。教えてやるから今晩、うちに来いよ。汚い家だけどさ」 そんなところで、夢から目がさめる。まず、彼は誰だったのだろう。親しく話してはいるが、たぶん知らない人である。まあ、夢ってそんなもんだろう…… 夢の脚本は飛躍し過ぎず、現実味があるのは笑えてしまう。だけど、こんなストーリーが展開するのだから、寝ているけど起きているみたいだ。夢を覚えている時点で、寝た気がしない、残念。 それでも夢の内容を書き留めておく楽しみはある。そこに落ち着くのか。 自分なりに今朝の夢分析をすると。 ああ、炊事って大変だ。食べた後の皿洗いも大変だ。そこをどうにか楽しくやろうとしてはいるが、やはり大変だ。誰かこの私の吐露を聴いてくれ〜、そんな器の小さくなっている精神状態なのだろう。 昨夜は大根と豚肉を生姜で煮込んだものとシチューを作り置きした。すでに今は明日の夕ご飯のメニューを模索しているのだった………