《襍木・/・古往今来166》野蕗

全体像を見せると、花がよく分か... 全体像を見せると、花がよく分からない^^)。
単に撮り方が下手なだけm(._.)m。
上から、アップシてみると緻密!... 上から、アップシてみると緻密!!

ノブキ(野蕗) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Adenocaulon himalaicum Edgew

木陰や湿気の多いところに生える、茎高60-100cm位の多年草。
地下茎が横にはい、茎は直立し上部で分枝する。
葉は下部に集まってる。葉柄に翼があり毛が密に生えている点を除きフキの葉に似る。
花は白色で花茎の先に雄花を中央にして回りに雌花が集まって咲く。
果実には粘腺点があり他の物にくっついて分布する。
フキの仲間だが食用ではなく、腫物、切り傷、かぶれ等の薬草として古くから用いられてきた。

9月14日誌「大和市泉の森」
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《襍草・/・古往今来165》糸瓜

《襍草・/・古往今来165》糸...

ヘチマ(糸瓜)  ウリ科(Cucurbitaceae)
学名:Luffa cylindrica (L.) Roem
別名: イトウリ(糸瓜)

熱帯アジア原産のウリ科のつる性1年草。
子供の頃、ヘチマ水とかヘチマタワシを作った。
沖縄では、ヘチマを「ナーベラー」と呼び、20cmくらいの若い果実を炒め物等で食すと聞いているが、、、。
繊維の少ない品種があり、柔らかい食感で、ゴーヤーと並ぶ沖縄の代表的な夏野菜、納得する。
暑さ・日差しに強く日よけとしてフェンスに絡ませたりと、意外と情緒がある。
ヘチマを「糸瓜」と書くが、これはヘチマを乾燥させ繊維状になる果実の姿に由来。
ヘチマの黄色い花は、「シャン」と見事に咲き誇る。

9月13日誌「大和市上草柳」

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《襍草・/・古往今来164》大錦草

《襍草・/・古往今来164》大...
《襍草・/・古往今来164》大...

オオニシキソウ(大錦草) トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
学名:、Chamaesyce nutans

普段よく通る近くの公園、野草が伸び放題。だがこの季節、見違える表情を見せる花。
「オオニシキソウ」ルーペで覗いてみないとよくわからないほど可愛い。
日本の在来種であるニシキソウ(錦草)は、昨今近間では、全く姿を見なくなった。
明治時代に北米原産のオオニシキソウ(大錦草)とコニシキソウ(小錦草)が帰化。
近年では、帰化種が在来種を圧倒しているんか!?!
白い花弁に見えるものは蜜を分泌する腺体の付属体(杯状花序[cyathium])で花弁ではない。
雌雄異花で、雌花は雌蕊1個、雄花は雄蕊1個だけからなる(雄花の付け根には、継ぎ目がある)。
雌花1個と複数の雄蕊が苞葉でできたカップの縁に白い花びらのようなものがつく。
カップの出口を塞ぐように緑色の腺体が取り巻いている。
なんとも風変わりな花序を持つ花で、見ていて飽きない。

9月12日誌「大和市西鶴間」

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《襍木・/・古往今来163》百日紅!?!

《襍木・/・古往今来163》百...

サルスベリ(猿滑り) ミソハギ科(Lythraceae)
学名:Lagerstroemia indica L.
別名:百日紅(ヒャクジッコウ)

江戸時代に渡来したとされる樹木。樹皮は褐色で滑らか。
紅紫色の花をつける。花期が長いので百日紅(ひゃくじつこう)とも言う。
幼少期、居た家に大きなサルスベリの木があって高みの見物でよく登った。
5メートルほどの崖上にあり崖に柿の木が3本あった。
悪餓鬼どもが、柿を取りに来る。番兵は、犬達だった。
犬が吠えると・・・!母が出て行って子供達に進呈していた(渋柿)。
庭にあった柿は、とっても甘い。それを一緒に持たせていた。



9月11日誌「自宅」

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《襍感・/・古往今来161》葉の風情

抜け殻に夢中でなんの木かしっか... 抜け殻に夢中でなんの木かしっかりと觀察していない???
アケビの葉に似ているが?

午後からの来客の前に少し散歩をしてきた。

早朝は、霧雨だったが、良い天気になった。
昨夜から来客の準備をしていてPCに向かえないで居た。
漸くネットを覗くとテニスの錦織君の話題でいっぱい。
何を右往左往して報道してるんかい!!が、感想。
最初のグランドスラム(四大大会)“準優勝”快挙ではないか!!
錦織君ご本人は、冷静沈着。次の大会に期待したい。
マスメディアは、話題にするだけで・・商売に!?!
表彰式のインタビューで「手痛い敗北だったが、決勝まで来たのはハッピーだ。」
これから暫くは、追いかけられる。マイペースを祈り希したい。

一寸湿っぽい里山の中を歩いていて、「残像」的光景に出くわした。
木の葉??裏に蝉の抜け殻が・・・!
今年は、蝉の声が少ないって感じていたが、手付かずの里山地面は、安泰か???
晩夏・・初秋を感じる色・あかり・・光景だった。

9月9日誌「大和市・泉の森」
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《襍草・/・古往今来160》吾亦紅

花が凝縮してるって感じがする。 花が凝縮してるって感じがする。
黄色い物??がって・・・見てる... 黄色い物??がって・・・見てると動いてる、いきもののようだ??
これが、花蜘蛛か???

ワレモコウ(割れ木爪、吾亦紅) バラ科(Rosaceae)
学名:Sanguisorba officinalis L.
別字: 吾木香、我毛香、割れ木爪

里山等で乾燥した日当たりのよい草地や山の草原に多く見られる。
離弁花で高さ1m。晩夏から秋にかけて長さ1~2cmの花の集まり(花序)をつける。
花は黒っぽい赤色で直径約2mm位、花びらはなく4枚の萼片があるだけ。
ススキと一緒に中秋の名月に生ける風習のある花。ドライフラワーにもなる。
地下茎を干したものを地楡といい、薬用になる。
サングイソルビンというサポニンの一種とタンニンを含み、血止めにも使う。
サポニンは、広く植物にある物質で水にとけて泡をつくり薬の作用がある。
若葉はゆでて苦味をとってから食用にもされる。
秋の七草の1つ。秋の七草は春の七草と違い薬効のある植物が選出されている!?!
火傷・湿疹の治療薬とも資料にあったが、使い方は我、知らず。
我が家では、中秋の名月、十五夜にぼたもちをお供えしていた???
花を生けるにしても、裏山等の野原で花を切ってきて生けていた。
今の時代、こんな事をする方は少ないだろう。否、野の花を摘むことも憚れる。


9月8日誌「大和市・泉の森」

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《襍草・/・古往今来159》藪煙草

《襍草・/・古往今来159》藪...

ヤブタバコ(藪煙草)   キク科(Asteraceae)
学名:Carpesium abrotanoides

各地の野原・里山の林縁などに見られる。
茎は太く0.5~1mの背丈があり上部から数本の長い横枝を放射状にのばす。
横に枝分かれをした葉の脇に黄色い花(頭花)が下向きにずらりと並んでつく。
根生葉と茎の下部につく葉は広めの楕円形で皺があり縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
下部の葉長30cm位、幅15cm位の広楕円形~長楕円形、両面とも短毛が生えている。
ヤブタバコの実。3mmほどの小さな種の先には粘液が付く。所謂「ひっつき虫」。
和名の由来は、藪に生え、根際から生える大きな葉が煙草の葉に似ているから。
この「ひっつき虫」、衣服につくと結構取るのが面倒だったことを覚えている。

9月7日誌「大和市・泉の森」

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《襍草・/・古往今来158》石見川

面白い葉と総状花序だが、小さく... 面白い葉と総状花序だが、小さくて見過ごしてしまう。それに地味な色合いなので尚更気づかないかもしれない。
色は、地味だけれどしっかりと花... 色は、地味だけれどしっかりと花の形を見せてくれる。
綺麗な色。 綺麗な色。

イシミカワ(石見川、石膠、石実皮) タデ科(Polygonaceae)
学名:Persicaria perfoliata

淡緑白色の花は、蕾なのか種なのか、地味で目立たないほどに小さい。
茎は長さ1~2mにのび下向きの鋭い刺で他の草や木にからみつく。
葉は互生、長さ2~4cmの三角形、葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。
托葉鞘は鞘状の部分は短く、上部は葉状に広がって円形になる。
茎の先や葉腋に短い総状花序を出し淡緑色の花が10~20個かたまってつく。
花序の基部に丸い葉状の苞があってこれはよくよく目立つ。
花被は長さ3~4mmで5中裂。
花のあと花被は多肉質になってそう果を包み、直径約3mmの球形になる。
花被の色は緑白色から紅紫色、青紫色へと変化する。
そう果は黒色で光沢がある。
ダテ科の植物、変わった護身用の棘を持っているが特徴的。
眺めていると、花を守っている盾のような葉も微笑ましい。

毎度ながら、花名の付け方って???


9月6日誌「大和市・泉の森」

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《襍草・/・古往今来157》蘿藦

ガガイモ・・小さな花と葉の形、... ガガイモ・・小さな花と葉の形、絶妙に似合っている。
なんとも言えぬ風合い なんとも言えぬ風合い

ガガイモ(蘿藦・蘿芋)   キョウチクトウ科(Apocynaceae)
別名:ゴガミ, クサパヤン
学名:Metaplexis japonica (Thunb. ex Murray) Makino

日当たりのよい野原にはえ、長く伸びるつる性の多年草。
地下茎で繁殖し、茎は切ると白色の乳液が出る。
葉は長さ5-10cm位で長卵状心形で対生する。
葉腋に総状花序をつけ星型で内部が淡紫色の花(1cm位)を十数花つける。
袋果は長さ6-10cm位、熟すと片側で裂け褐色の種子を出す。根は有害。


花名は、ガガミイモの転訛、葉が亀の甲羅に似ている為、スッポンの意味であるゴガミ??
かがまなくちゃ見れない場所に生えているからカガミイモ、略してガガイモ、とか??
諸説紛々。毛が多い星形の花は面白い。芳香もある。若芽は食べられる。
種子の絹糸状の毛は綿の代用として針山や朱肉などに用いられた。
種子を乾燥させたものを蘿摩子(らまし)といい、血止め・強壮薬に用いられた。
花冠が白色のものをシロバナガガイモという。

9月5日誌「大和市・ふれあいの森」

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《襍草・/・古往今来156》黄蓮華升麻

下向きに咲くことが多いが、横向... 下向きに咲くことが多いが、横向きに咲く姿、誇らしげ!!
是非にも訪ねたい・・・剣山。 是非にも訪ねたい・・・剣山。

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Kirengeshoma palmata Yatabe

花が、下向きに咲く、お辞儀をしているようで蕊の状態を見るに憚る。
キレンゲショウマは、キンポウゲ科のレンゲショウマとは別の種属。
アジサイ科キレンゲショウマ属である。
葉の脇に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、
全体をみると円錐形になる)を出し筒状の黄色い花を斜め下向きに数輪つける。
花弁は5枚で肉厚、平開せず、雄蕊15本、雌蕊花柱は3本。
葉に特徴があり、大形の円心形で手のひら状の切れ込みがあり、向い合って(対生)いる。
茎の下部の葉には柄があり、上部の葉には柄がない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)。
環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
属名の Kirengeshoma は日本語の「黄蓮華升麻(キレンゲショウマ)」からきている。
種小名の palmata は「手のひら状の」という意味。開花時期 7~9月中旬。
分布:紀伊半島、四国山地、九州山地など、ごく限られた地域。
ブナ林の中や湿った石灰岩地に見える希少な花。
この花は学名で分かるように日本の植物学史上で記念すべき花でもある。
1890年、東京帝国大学教授、谷田部良吉がこの属を日本人として初めて発表したものである。
1種だけで1属をなしている特殊な植物。レンゲショウマも同様だ。
我々関東人は、植物園でしか見れない。最も園芸店にはあるが。。。!?!
四国・徳島・剣山の野種群落は、有名だがまだ訪れたことがない。


9月4日誌「東京大学附属・日光植物園」

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