“節分草”《襍草 ・/・古往今来328》

“節分草”《襍草 ・/・古往今...

セツブンソウ(節分草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Eranthis pinnatifida Maxim.(Shibateranthis pinnatifida)

日本固有の花、属名のEranthis(エランティス)は、ギリシャ語で「春の花」の意。
和名は早春に花を咲かせるのでついた。でも節分の頃より少し遅く咲く(自生地の話)。
花弁に見えるのはガクで、実際の花弁は中にある小さな黄色い雄しべ状の蜜槽と呼ばれるもの。
奥秩父、両神村や栃木県星野町(日本の北限)にセツブンソウの群生地がある。
山地の木陰などに群生する姿、森の妖精達の乱舞に映る。
木の葉が茂って暗くなる5月頃には種子が散布され、地下の塊茎に栄養分を貯め、
地上部は枯れて翌年の2月まで眠ってしまう春植物。

2月24日誌「筑波山麓」
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“家族”《襍観 ・/・古往今来327》

“家族”《襍観 ・/・古往今来...
“家族”《襍観 ・/・古往今来...

休日の昼下がり、海岸で見かけた光景。
お父さんだろうか? サーフィンをしてるのだろう。
母・娘、そしてワンチャン^^)。
いいですねぇ・・・“家族”って。


2月23日誌「藤沢市・鵠沼海岸」


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“哲学する海辺??”《襍観 ・/・古往今来326》

“哲学する海辺??”《襍観 ・...

数えきれないほどこの場所から富士嶽を拝んできた。
幾度見ても飽きない。秀峰だ。
この切り通し、かつては壁だった。
いつの頃に切り通しとして崩し道路になったか??
ここから七里ヶ浜まで富士嶽が見える道筋を、
「哲学の海」と勝手に呼んでいる。
途中に、西田幾多郎博士の碑もあって。


2月23日誌「鎌倉市・稲村ヶ崎」

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“白梅”《襍木 ・/・古往今来325》

“白梅”《襍木 ・/・古往今来...

ウメ(梅) バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus mume Sieb. & Zucc. f. mume

裏山の日陰に白梅が植えられている。元々あったのか否か???
なんとなく園芸種のミヤコニシキ(都錦)にも見える。
だが両親なき今は、特定できていない。
古木で幹の高さが7-8mは、ある。秋にはうっすらと紅葉もする。
樹皮は割れ目があり、花は香り良い。果実は6月に熟す。
九州には、野生化してるところがある由。豊後梅か??


2月21日誌「鎌倉市・稲村ヶ崎」

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“榛の木”《襍木 ・/・古往今来324

“榛の木”《襍木 ・/・古往今...

ハンノキ(榛の木) カバノキ科(Betulaceae)
学名:Alnus japonica (Thunb.) Steud.
別名:ソロバンノキ, ハノキ

花片は、密集花・画像のように枯れた味わいであるが。
名前は、ハリノキから転化したいう説と、
刈り取った稲を干す木として使用されたため、飯の木とされたという説がある。
実や樹皮は茶色の染料として利用された。
木に魔王が住み、この木から美女が生れたという北欧神話がある。
冬場の花粉症は、ハンノキの花粉が原因かもしれない!?!
湿った土地を好み、高さ15-20mになる落葉高木。
「研究者ノート」(筑波大学、奥山雄大)
チョウをはじめとする昆虫の幼虫の多くは、限られた植物だけを食べて成長することができます。
アゲハチョウとミカン、モンシロチョウとキャベツの関係でおなじみですね。
水生植物区の池の周りにたくさん生育しているハンノキの若葉だけをえさにしているのは、
金緑色に輝くとびきり美しいチョウ、ミドリシジミの幼虫です。
ミドリシジミの成虫が現れるのは年に一度、初夏だけ。7月には卵を残していなくなってしまいます。
美しい緑色のはねはオスだけが持っており、これを見せつけることでメスを呼ぶようです。
ミドリシジミはおもに朝夕に活動します。池の木道等を注意して歩いてみて下さい。
ちょっぴり幸運なら、ちらちらと緑色を見え隠れさせて飛ぶ小さなチョウに出会えるでしょう。

川などの護岸目的で水辺に植栽されることが多い。肥料木としての効果もある。
材は建築材や器具・家具材などに、樹皮や球果を染料やタンニンをとる原料として利用する。


2月20日誌「大和市・泉の森」

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“福寿海”《襍草 ・/・古往今来323》

“福寿海”《襍草 ・/・古往今...

フクジュカイ(福寿海) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Adonis multiflora × ramosa ‘Fukujukai’
別名: フクジュソウ(福寿草)

園芸品種、フクジュソウとミチノクフクジュソウとの雑種。
花弁は、7枚以上。染色体が三倍対のためフクジュソウと同じく種ができない。
フクジュソウと見分けが難しい。
今年は、早くに花を見せた。天候・気温異変か??
普通、3月中旬に花がつくのだが??


2月19日誌「大和市・泉の森」

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“猿の腰掛”《襍観 ・/・古往今来322》

画像の猿の腰掛、伐採された樹に... 画像の猿の腰掛、伐採された樹にあった。
はっきりとした名前を選択できなかった。
こうした菌類は1年中見られるが、周りに草花が覆って見つけにくい。
今の季節が最も探しやすい。


サルノコシカケ(猿の腰掛)今関六也先生談

担子菌類、サルノコシカケ目サルノコシカケ科・マンネンタケ科・キコブタケ科の菌類のうち、
とくに木質で多年生となるキノコを総称した一般名。
立ち木または枯れ木に生え、棚形か馬蹄(ばてい)形に発達し、年々成長を続けて厚さと幅を増す。
数十年を経過した巨大なものは径1メートル、厚さ数十センチメートルにも達する。
キノコの下面には無数の微細な管孔(くだあな)が密に並び、その内面に胞子をつくる。
管孔は1年ごとに新しく下側に形成されるため、キノコを縦断すると管孔部には多くの層が認められる。
サルノコシカケは種類が多く、分類には顕微鏡的特徴も加えなければならないが、
縦断面の組織(傘の肉)の色で大別すると次のように分けられる。
傘の肉が白色ないし黄白色で、針葉樹に生えるツガサルノコシカケ、エブリコ、オオシロサルノコシカケ、
広葉樹に生えるカシサルノコシカケ、ニレサルノコシカケ(いずれもサルノコシカケ科)。
これらはいずれも普通にみられる木材腐朽菌で、
立ち木に侵入すれば心材または辺材を腐らせ、風倒、風折れの原因となる。
こうしたことによって森林は壊滅的被害を受けることがある。
また庭木、公園木、街路樹なども、こうした木材腐朽菌により風折れする事があり警戒しなければならない。
ただし、木材腐朽菌が直接に木を枯らすことは少なく、
木が材質腐朽病をおこして折れやすくなり、それが枯死の原因となることが多い。
なお、サルノコシカケ科のカワラタケには制癌(せいがん)成分が含まれるといわれる。


2月18日誌「大和市・泉の森」
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“海岸”《襍感 ・/・古往今来321》

“海岸”《襍感 ・/・古往今来...

早朝の海辺を散歩していると、小舟が漁から戻るのが見えた。
頬にかんじる空気・・・・春近し!


2月17日誌「鎌倉・由比ヶ浜」
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“生駒山ケーブル”《襍感 ・/・古往今来320》

ミケちゃんといったか??... ミケちゃんといったか??

こちらは、ブル君??? こちらは、ブル君???

広島から帰途の途中、またまた久し振りに奈良市に寄った。
ここも思い出の地の一つ。畏敬の念、余りある宮大工の西岡 常一棟梁のこと。
その偉人と建築史の大御所・太田博太郎先生の対話、
更には、写真家・土門拳師の仏像と対峙するお姿。
昨日のように蘇る。一時とは言え、偉人に諸々教えを乞うたことは心の宝物。
そんな感慨と今回の語らいの場を持った若き社会学研究者諸氏との出会いも縁か。
異分野の若者との対話は、勉強になった。
そんな中で思い出したのが、生駒山のケーブルカー!!
ケーブルのブルを引っ掛けたのか、ブルドックの顔が・・・今もあるのだろうか??

2月16日誌「奈良市」

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“ビストロ!?!”《襍感 ・/・古往今来319》

“ビストロ!?!”《襍感 ・/...
“ビストロ!?!”《襍感 ・/...


久し振りに夜の麻布界隈をウロウロさせて頂いた。
妻の実家は、新橋の田村町。彼女の学校生活は、総て六本木!
麻布界隈はよく知っている。友達も結構多い。
だが、厳しく躾けられて??夜の街を知らない。
そんな女の娘と昔、幾度か夜、食事に行った。
今のテレ朝近くに”ビストロ・ムシュタッシュ”があった。
ここのオニオングラタンスープは、絶品だった。
野田岩次郎・小野正吉(祖父・父の知り合い)のご両人に聞いた店。
髭・・・まさにムスタッシュ、夕暮れ時、よく店前の椅子に腰掛けていた。
後に西欧で見かけたビストロそのものだった。
学生の喜ぶ姿を見て、色々サービスもしてくでた、格別の店だった。
お気に入りのビストロ。そことは別に憧れのビストロもあった。
“ビストロ・デ・ラ・シテ”西麻布にあるレストラン。

今回、招待してくれた若者・中年の仲間達、妻からその店のことを聞いたらしい。
中年のご夫妻が段取りしてくれて、小さなレストランを借り切ってくれた!!
東京・西麻布にある“ビストロ・ド・ラ・シテ”
1970年代にできた店?(僕の学生時代にできた店!?!)
ビストロとは、名ばかりで高級フランス料理店だった。
創設者の勝又登さん、今は箱根のオーヴェルジュ・ド・オーミラドーのオーナーシェフ。
70年安保闘争の頃、ノンポリの僕は、山登りばかりしていた。
子供の頃から、駐留軍横須賀基地・横浜チャペルセンターで大層世話になった。
そんなことから、闘争に目をそむけていた。

この“ビストロ・ド・ラ・シテ”には、色々思い出もあるが、
2回めに参った時のメニューを日記?に書いてあった。
ムール貝のプロヴァンス風
エスカルゴとザリガニのカソレ
3種の魚貝のテリーヌ 洋ワサビクリームソース
ニース風野菜の煮込み
メインは、
鮑のグリル ムスリーヌソース
ブイヤベース、
平目のブーダン モザイク野菜入り
鯛のロースト オレンジビネガーソース
グリーンペッパーステーキパイ包み
仔羊のローストガーリック風味と野菜のピューレ
仔牛レバーのソテー3種のマスタードソース
・・・こんなメニューだった・・・
何を食したかは、書いておらず、覚えてもいない。
価格は現在と余り変わらない!!! 如何に高級レストランであったか。
いつ頃から“ビストロ・ド・ラ・シテ”となったのか??
2代目オーナーとなった関根進さんの頃か??
それにしても独特の雰囲気が漂う!!
老舗、っていう言葉が似合う、小さなビストロ。
「東京で一番値の張るビストロ」って思っていた。
そもそも、「ビストロ」って、気楽な洋食屋、居酒屋の雰囲気でしょ。。。
2代目の頃は、1度しか訪れていない。
数十年ぶりに訪れて、西欧の「ビストロ」になっていた??
値段的の話。味は、一流だ(3代目シェフは、未だ30代前半か?)。
メニューは、現代風になった!?!
魚のスープ、
赤ピーマンのトマト煮込み ハモンセラーノと半熟卵、鴨のコンフィ、
ツブ貝とエスカルゴバターのコロッケ、スープ・ド・ポワソンなどの前菜が14種、
ほとんどが1000円台の価格設定。
メインについては豚すね肉のシュークルート、熊本産馬肉のタルタルステーキ、
トリップのムニエルシェリー風味とポレンタ、ブッフ・ブルギニオンなど10種類、
価格帯はほとんどが2000円台。
その他チーズやデザートなど。
ビストロだからゆえかデザートはケーキ、ソルベ、アイスクリームなど。
ワインも変わった。ブランドブランの最高峰アラン・ロベールが超魅力的。
ロワールやラングドックのヴァン・ナチュール、
生産時から化学肥料を使わない古典的な作り方をしている自然派ワインが並ぶ。
フルボトル4000円程度から楽しめる、ワイン好きにはたまらないだろう。
ソムリエ「合田泰子」さんセレクションは、素晴らしい。
彼女の言葉、「3週間前に明けたボトルに残されたわずかなワイン。
単にコルクで栓をしただけの白ワイン。
まるで今さっき空けたかのような瑞々しい力。
ワインというのは本来こういうものなのよ」。

三代目シェフの料理とヴァン・ナチュール、お酒をいただかない者でも楽しめる空感。

今宵のテーブルは、、、、!
ワインは、Mシャプティエのジゴンダス。
フレッシュエルブドプロヴァンス入り豚肉リエットを摘ながら。
「穴子のポルト酒焼きとリゾット フライドエッグ」
半熟玉子を穴子とリゾットに絡める!!
「三元豚の“腸”の腸詰め シャンバロン風」
中には“アンドゥイエット”のようにモツが、独特の匂い。
そして「仔羊のカスレ」
メルゲーズソーセージと羊肉の旨味がレンズ豆に染み込んだ素朴なカスレ
田舎風テリーヌ、ブーダン・ノワール、エスカルゴ。
テッド・ド・コションや山羊チーズグリエのサラダなども用意されていた。
大きなテーブルに、好き勝手に取りながら食す、家族的、これぞビストロ。

久し振りに楽しい夕宴が持てた。当日の写真は、未だ届かない???

リターンバンケットが恐ろしい!!!
4月の新たな出会い、仲間を呼んで横浜でするか!楽しみである。


2月15日誌「東京・西麻布」

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