桜前線は、北上し今頃は東北・・盛岡・八戸・角館辺りが開花してるか??
今年は、身辺の桜めぐりをしなかった。5箇所ほどある桜並木。。。
その中の「千本桜」と呼ばれている並木を眺められなかった事は一寸心残り。
あの並木、、、治水工事・樹の寿命もあるか?今年を最後に伐採されてしまう。
最後の桜並木散歩、と思いながら・・・機を逃してしまった。
同様に鎌倉鶴ヶ岡八幡宮参道の段葛もリニューアル中。
愈々以って、人混みを嫌う傾向にある者の行き場が限られてきた??
縁あって訪れる所々でも人混みをさけてる。花を愛でるだけで良いのだが。
桜、樹々・草花・・植物全体で野生種(自生種)に出会いたいと強く思う。
自ずと目的地は限られ、そして訪れるには、時間をも要する。
而して人気の地は、カメラマンが多くじっくりと觀察できない。
そんなこんなで、焦り始めた昨今である。
先週、自室に監禁??されてしまった^^)。
それを良いことに、古き悪友が押し寄せてきた。
日本製カメラの技術性能水準・高さは、世界を圧巻している。
悪友達も“デジイチ・コンデジ”が主流になった。
以前のフィルムカメラを使う面々は極めて少ない。
モノクロームしか使わなかった偏重人もフィルムは使わなくなった。
デジカメ & ソフト、かつての煩雑かつ熟練を要した現像技術。
暗室にこもった時代が懐かしく感じられる。
カラー写真・・・僕の子供の頃は「天然色写真!?!」と言っていた。
そんな昔を知る、仲間諸氏、それぞれが曲者だ。
忌憚のない意見で喧々囂々だが、長いことお付き合い願っている。
来訪、最長老のT氏は、クラシック音楽家のプロフィール写真を撮り続けて。
写真家と言えるが、主職は、音楽プロモーターであった。
仲間の中で唯一現役だったS君も3月で引退した。
彼は、我々にデジカメ進化を示しに来たと言えるかもしれない。
体調不良の見舞いに来たのではなかったのか??
否、カメラを見せて元気づけようと連れ立ってくれたか、感謝せねばなるまい。
持参したユニークなカメラ、その性能に一同感嘆のため息。
試写に出かけたいが、生憎の雨。写真機^^)談義に花が咲いた(^O^)/!!
目の前のデジカメ・・・酔狂なカメラだ。単焦点レンズであるのに??
一連のシリーズは、「スゴイね、でも扱いづらい」って印象だったのだが!?!
AF性能・JPEG画質でも精緻な描写、JPEG撮って出しの安定感は!!!溜息ものだ。
操作性も改善され何とも“凄い”としか言いようがない。
デジタル臭くないソフトなイメージに撮れる。
超高精細と立体感を生み出す3層センサー搭載。
そのセンサーの為に専用設計された50mm F2.8のレンズを搭載している。
1画素単位で色表現が出来る、サビとか影の微妙な色合いを見事に表現してた。
立体感、淡い中間色の表現、シャドウのトーン階調も豊かで、滑らか。
更には、コンバージョンレンズの性能、立体感・シャドウ部の階調も豊か。
最短撮影距離と最大撮影倍率が(22.6cm/1:3 → 29.4cm/1:3.6)へ変わるが!!
マクロ倍率は下がるが、深いボケ味がこれまたいい。
日頃うるさい事を曰わる面々の感想だから驚きであった。
しかし、よくよく考え見れば撮りての技量でもあろうに。
古きレンズも面白い効果を出すことは、分かる。
画質表現の素晴らしさ、デジカメの進化だろう。じっくりと被写体と向き合えばよい。
色や解像力だけでないその場の空気・雰囲気を誠実に魅せる。
昨今、愛好家が好んで使う古き良き「玉」もよろしかろうが、それを超越している。
何より面倒を排除できる。感動の機材の出現だ。
改めて思うは、撮り手の技量。
世に溢れる写真の見苦しさ、よくもまぁ・・・掲載するものだと!?!
コンペとか写真サイト。。しかし・・・日本経済の底力を担っていようか。
大砲が並ぶ姿は圧巻だが異様だ。好きになれない鳥撮影軍団(単に僕のこのみだが)。
機材を駆使することもさることながら、表現力に神経をとがらせない短絡思考。
ある種のデジカメ成熟期に入ったのを実感する機材の出現。
元気に被写体と対峙せねば・・・、
s君、ありがとう・・・・紫陽花めぐりが更に楽しくなった、と脳裏をかすめた。
『SIGMA dp3 Quattro』