ケタリングの法則
7月
10日
ケタリングの法則(Kettering’s Law)
"A problem well stated is a problem half solved."
(問題が正しく定義されていれば、それは半分解決されたようなものである)
この法則は、発明家でありエンジニアであった チャールズ・ケタリング(Charles F. Kettering, 1876–1958)によって提唱された考えで、問題解決の分野において非常に有名です。
ケタリングは、ゼネラルモーターズ(GM)の副社長や研究所長も務めた人物で、自動車のセルモーターの発明などでも知られています。
彼のこの言葉は、以下のような実務的な知恵を含んでいます:
* 表面的な現象ではなく、問題の本質を見抜くことが重要
* 解決策を焦るよりも、まず正しく問うことが解決への近道
* 問題を「正しく言葉にする」ことが、チームでの共有や協働にも不可欠
* 解決策を焦るよりも、まず正しく問うことが解決への近道
* 問題を「正しく言葉にする」ことが、チームでの共有や協働にも不可欠
たとえば、PSPINCでクライアントのシステム課題をヒアリングする際も、以下のような流れはケタリングの法則を実践している例です:
* 「困っている」と言われた内容をそのまま受け取らず、
* 実際の業務フロー、関係者、頻度、影響範囲などを丁寧に確認し、
* 問題を“定義”として整理し直す
→ その結果、解決策の方向性が自然と見えてくる
* 実際の業務フロー、関係者、頻度、影響範囲などを丁寧に確認し、
* 問題を“定義”として整理し直す
→ その結果、解決策の方向性が自然と見えてくる
問題に直面したとき、まず「何が本当の問題なのか」を丁寧に書き出してみてください。
思い込みや感情を脇に置いて、事実だけを整理することが重要です。
思い込みや感情を脇に置いて、事実だけを整理することが重要です。
* なぜこの問題が起きているのか?
* 誰に影響があるのか?
* 何が変われば解決とみなせるのか?
* 誰に影響があるのか?
* 何が変われば解決とみなせるのか?
こうして問題を「定義」することで、すでに解決への第一歩を踏み出していることになります。
ケタリングの言葉どおり、「問題を明確にすること」それ自体が、解決の半分なのです。
ケタリングの言葉どおり、「問題を明確にすること」それ自体が、解決の半分なのです。
ぜひ今日から、「問題を解く前に、まず問題を問い直す」習慣を取り入れてみてください。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
PSPINC の提供するインターネット関連サービスでお使いになってみたいサービスや代理店として活動してサービスがありましたら私までご連絡ください。