先々月、息子たちの「三者面談」があった。
よし、先生達と「教育」について、熱いトークを交わせるぞ!
子どもたちに対する「愛」をとことん語って、先生と「思い」を共有できるまたとない機会だと思い、私は心を踊らせながら息子たちの通う中学校へと乗り込んだ。
ちなみに、息子は双子なので、三者面談は毎回「はしご」になる。
三つ子の方なら、三次会まで行っちゃうイメージか。
面談、開始2分。
あれ? なんか思っていたのと違うなぁ~。
全体の面談時間を100としたならば、先生がお話していた時間は97。
私達親子が話した分量は、わずか3%である。
まさか、平成の消費税率と同じとは。令和なら10%もあるというのに。
ちなみに、Zoomでの三者面談なら、軽減税率が適用になるのだろうか?
私が先生と言って、純粋に思い描くのは、トシちゃんが演じた「徳川龍之介」。
後輩の榎本に向けて「教育とは愛だ!」と、夜のスナックに行ってまで、何度も熱くいっていたことを思い出す。
まさに、今回の記事のタイトルを言い換えると「教育とは愛だ」となり、もうデジャブ以外の何者でもない。
そもそも、「愛」とは、何なのだろうか?
最近読んだ雑誌の記事に、そのヒントが書かれていた。
もし父親であるならば、「父親の第一の仕事は妻を笑顔にすること」。
夫婦の問題は、ほぼほぼ、夫に「妻の心」が見えていないことにあるようだ。
妻との関係は、ここに書くまでも無いのだが、ぺこぱ風に言ってしまえば「悪く、ないだろう~」になる。
とはいえ、率先して彼女を「笑顔にしよう」と努力した日は一体いつだろう?
正直、思い出せない。
家族以外の方とのイベントでは、とことん周りを笑顔にしようと努力をしているのに、まさか「灯台下暗し」になっていただなんて……。
先日、知った言葉に、人生の「あ・い・う・え・お」というのがある。
・あ(愛)
・い(命)
・う(運)
・え(縁)
・お(恩) だそうだ。
この中で、自分のためにあるものは「命」だけ。
他の4つは、自分以外の人に向けて与えていくものらしい。
そのために「命」があるのだと。
あと何年、家族と一緒に入れるのだろうか?
明日、尽きてしまうかもしれないこの命、いったいどのように使おうか。
どうやら、あの日、三者面談で感じた「違和感」がヒントになりそうだ。
私は、自分の話を先生に聞いてほしかったんだよな。
つまり、妻も自分の話を聞いてほしいのではないだろうか?
私のくだらないギャグを聞きたいわけじゃないはずだ。
そうとわかれば、今日帰宅したら、早速、聴くに徹しよう。
さあ、妻との「二者面談」を再開だぁ~。
まずは「好きな食べ物」から聞いてみるとするか!?