#アフリカでコーチング その2 (Vol. 92)
台風の影響で岩手でも昨夜から雨が降り続いております。
西日本では上陸というニュース。災害が起きないことを祈るばかりです。
さて、今日はVol.91の続きを書いていきたいと思います。
(Vol.91はこちらから☛https://jp.bloguru.com/nakamura-yumiko/415547/vol-91)
タンザニア人の職員向けにコーチングの実施状況について調査をしていた時、私の調査アシスタントたちから言われた一言
「今の方、質問に対して実際に話をしていることかなり違ってましたよね。。。あんな時、途中で話を切り上げた方が良くないですか?」
さて、この後どんな話が展開していったのか?
***
その言葉を聞いて、私自身「やっぱりそう思うよね~」とうんぬんと頷く自分がいました。
ある意味、「ごもっとも」な意見だと感じました。
効率性の観点で考えれば、質問者が誘導しながら回答を引き出していった方が、面談はサクサク進むこともある。仕事の緊急性や内容によっては、その「効率性」はとても大切になる観点だと思いました。しかし今回のような面談で、それをやってしまうと、得られる結果がとても恣意的なものになってしまう可能性が出てきます。
そこで、
「私達は何を知りたくて調査をしているんだろうか?」
と私から反対に彼らに問いを投げかけてみました。
すると
「現場での活用状況ですよね」とか、「現場でコーチングがどのように使われているのか。」、「コーチングが機能した状況、機能しなかった状況」といった答えが返ってきました。
アシスタントの子達は、面談の主旨は理解してくれているようでした。
そして次なる質問として
「例えば、何か自分が質問されて考えている間に、同じことを聞いているかもしれない別の質問をされちゃうとどう?」
と聞いてみたところ、
「次の質問された瞬間、思考が停止しちゃいます。」とか「次の質問された時、ちょっと待って考えているって思っちゃうかも」といった意見が。
更に会話は進みます。
私「現場の状況を一番知ってるのは誰だろう?」
アシスタントたち「ヒアリングに応じてくれている方々ですね・・・」
私「だったとしたらどうしたらいい?」
アシスタントたち「・・・待つ??」
私「彼らが自らの言葉で発してくれるまで、少し彼らの頭の整理をお手伝いする姿勢で臨んでみる?何か、私達の知らない事が色々と出てくるかもしれない」
アシスタントたち「・・・そうですね。そんなにうまく行くもんですかね?」
私「迷走している時は、頭の中を整理している時間かもしれないしね、次の面談でそのあたり注目してみよっか!」
10分の休憩時間中にそんな会話をしながら、次のヒアリングを再開したのでした。
***
その後の展開については、また明日!
最後までお読みいただき有難うございました!