いつもコーチングが始まる前に
オリエンテーションをするのですが
そのとき、必ずお伝えすることがあります。
コーチはアドバイスはしない!
コンサルティングではクライアントが目標達成するために
取るべき行動のアイディアを提供します。
でも、コーチがそれをやってしまうと
自ら考えた答えではないので成長につながりません。
しかもそのアドバイスに従って行動して
失敗したら誰のせいでしょうか?
他人のせいにしてしまう可能性だってあります。
だったらコーチは何をするかというと質問をします。
この質問にはよい質問と悪い質問があります。
よい質問はアドバイスよりも一生の宝物をくれます。
アドバイスは絶対ダメかというと決してそうではありません。
例えば、新入社員にはまずは教えることが必要です。
そのあと、どうなってもらいたいのか?
言われたことだけやってくれたらいいのであれば
アドバイスを与えたほうが早く使いものになります。
しかし、育てたいのならば、本人に考えせることです。
だからこそ、質問が大切になります。
では、悪い質問とはどんな質問か?
何でできないの?
まだ〇〇してないの?
言葉の中に否定語がはいっているものです。
これってメッセージの中に既にジャッジが入ってるんですね。
言ってるほうは無意識かもしれませんが
聞いてるんじゃなくて、相手を否定しています。
責められていると感じるので
相手から言い訳を引き出すことになるんですね。
こんな言葉を浴びせ続けられたら
自信なんて失ってしまいます。
コーチングではクライアントを否定するような質問はしません。
でも、答えずらい質問はします。
簡単には答えられないうーんと
考えて答えを絞す質問です。
これこそがクライアントに気づきを与えて
成長を促すんですね。